blumental  |  岡山県  |  不明  |  20/May/2013

マカロニウエスタンの傑作というだけでは言い表せない西部劇の大傑作。主人公はブロンソンでもフォンダでもなく、クラウディア・カルディナーレ演じる西部に生きる女ジル。そして彼らの争いとは関係なく、西海岸にむけてのびて行く鉄道が開拓者精神の象徴として描かれている。たっぷり時間をかけた決闘シーンはセルジオ・レオーネの得意とする所であり、もちろんモリコーネの音楽は最高。

 

Southern Man  |  岡山県  |  不明  |  10/April/2012

どこまでも続く荒野。寂れた駅で汽車を待つ３人の無法者。やがて汽車はやって来て、そして出て行く。帰りかけた無法者の背中に１人の男。一瞬で生死が決まる、３対１のガンファイト。 まさにウエスタン……西部劇の神髄。レオーネの演出ではないらしいが、このタイトルバックのファーストシーンだけでも一見の価値あり。

 

下町のカルメン  |  千葉県  |  不明  |  19/September/2007

開けっぴろげな身ごなしと落ち着いたセリフの抑揚が絶妙で、やはりさすがと感心させる青い瞳のヘンリーフォンダ。美しい、ほんとうに美しいジルとモリコーネ、カルディナーレのセレナーデ。見どころいっぱい160分が楽しかった時代に作られた、大らかな、古典と呼ぶにふさわしい西部劇。