[USED:Cond.A] Complete Symphonies : Simone Young / Hamburg Philharmonic (12CD)
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mid-massa | 三重県 | 不明 | 23/December/2018
私の持っているのは初期の録音である2.3.4.8番のみ。よってここにレヴューさせてもらう資格はないと自分でも思えるが、この値段、全集で2500円なんて・・・。確かに初期の頃のものは良い演奏ばかりだ。しかし、初稿シリーズをやめた頃から聴く気がなくなった。初期は作品に向かう姿勢が好ましく思われたが、7番がノヴァーク版だったのでまず失格、そして9番も友人のものを借りて聴いたがあまりにもすっきりしすぎている。同様の内容で全集をかつて(もう20年くらい前だったかな?)作ったティントナーも7番(ハース版だったのに)と9番はイマイチだったのを思い出す。それにしても1組2500円はないだろう?という気がする。これなら、信念に逆らってでも、あえて買わなかった残りの分も文献的価値から(言い訳です!)持ってみようかな、という気になってしまう。あああ、どうしようかなあ・・・。3 people agree with this review
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風信子 | 茨城県 | 不明 | 21/November/2016
総て初稿を以てブルックナー交響曲の真影とする主張を貫いた見事な全集 全曲大らかなテンポに乗って裕に謳うブルックナーは美しい ハンブルグPOの演奏は永く賞賛される ヤングがブルックナーのスコアを崇敬さえしていることが窺える丁寧な運びに感銘を受ける ブルックナーが記した音符は一音たりとも疎かにせず命を与えられて鳴り響いた この全集を称揚するに止まるを知らない がしかし言わなければならない 呪いのようにブルックナーの”百年の孤独”の影を引き摺っていることも このヤングの耳でさえ因襲の幻聴に冒されている 0番は疲れた人が彷徨うかのようなテンポ感を失った演奏 ヤングのAllegroは総じてゆっくりだがAdagioは遅すぎる 5番は加えてアラ・ブレーヴェを無視した部分が散見する 特にAgagioの冒頭は6/4から4/4へと振り分けてはいるがこれで2/2の疾走感は失せた 自ずと5番全体が肥大化して コントラプンクトの妙が伝わってこない 対位関係は同時にだけ存在するのでなく 時間差でも共鳴し合う音楽をブルックナーは書いている 7番も残念なことに重たく湿った空気に包まれてしまう 第1楽章はMに至って漸くアラ・ブレーヴェの音楽になる始末だ Adagioは遅すぎるが驚くことにDの3/4 Moderatoを無視する 何かに取り憑かれたように一貫してテンポを変えない ブルックナーが最も忌避したものは停滞と絶望だ 鈍重で咆哮するブルックナーともう決別したい 爽快に語り合えるブルックナー その真の姿を表出できる演奏家が現れますように10 people agree with this review
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フォアグラ | 愛知県 | 不明 | 27/September/2016
指揮者の音楽性、オケの表現力、録音の良さからして、これを上回るものは当分でないんじゃないかと思うほどの全集。2006年から初稿シリーズとして2番、3番、4番、8番とどんどん評価を上げたのだが、ここで初稿も一段落、ヤングもリンク・チクルス等活躍も広がり、ブルックナーの後続の話題は減ったように感じた。ところが実際には次に出た1番が曲の評価すら変える空前の名演となり、このコンビはさらに高いステージに立つことになる。ヴァージョン問題のない、0番、5番、6番、7番、9番ではヤング/ハンブルク・フィルの表現はより大胆になり聴き手を圧倒する。5番のスケルツォのこんなに荒ぶった演奏は聴いたことがない。正直4番は最終稿の演奏も聴きたいが、習作交響曲も入ってこの価格なら、文句をいうどころかオーエムの太っ腹に感謝あるのみ。大絶賛したい。11 people agree with this review
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ルシータ | 東京都 | 不明 | 23/September/2016
女性指揮者によるブルックナーということで購入しました。録音が実に爽やかで明るい感触です。のびのびとしていて気持ちが良く鑑賞できました。5 people agree with this review
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