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Beethoven (1770-1827)

DVD Comp.sym.1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9: Karajan / Bpo (Unitel)

Comp.sym.1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9: Karajan / Bpo (Unitel)

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  • ★★★★★ 

    jasmine  |  愛知県  |  不明  |  12/January/2024

     カラヤンが全盛期に取り組んだ映像による全集。  カラヤンはベートーヴェンの交響曲全集をレコードに4回、映像に2回収録した。最初の全集はフィルハーモニア管弦楽団と、後はいずれもベルリン・フィルだ。その内どれを採るかは聴き手によってまちまちであろうが、私は70年代の二種の作品をお勧めしたい。とりわけこの映像による全集は興味深い。ここには映像作品としての可能性をとことん追求した足跡が刻印されている。  まず67年の『田園』では、音楽の内容を映像で補完する為にここまでする必要があるのかと思うくらいに衝撃的な画像の切り替えを多用する。確かにインパクトは絶大だが、あまりの唐突さに違和感を感じるのは致し方のないところだが、カラヤンはインタヴューで「ああするしかなかった」と答えている。演奏は素晴らしいのだが、画面に現れる強烈な映像に気を取られて、興が削がれてしまう。楽曲の理解に資するところはあるものの、音楽学的にはともかく、芸術的には逆効果の感も無きにしも非ずだ。  『エロイカ』と『第7』はオーケストラを雛壇のような舞台上に配置し、その前でカラヤンが指揮をとるというユニークな構想で、何故このようにしたのかという意図は理解できないが、『田園』ほどの違和感はない。71年の収録で演奏は万全。『田園』と違って画面の頻繁な切り替えがないので、音楽の流れを妨げられることはなく、問題はない。後にも先にもこのような作品はなく、必然性はともかく、価値は高い。  『第九』は70年収録のセッション収録のものと77年のライヴがあるが、いずれも素晴らしい。演奏本意でいえば、70年の方が完成度は高いが、ジルウェスター・コンサートという祝祭的な場での高揚感溢れる77年ライヴも感動的だ。画像も本拠地のベルリン・フィルハーモニーザールでの演奏会の風景を基本に録っているので安心だ。  その他の映像はオーソドックスな演奏会のライヴ風で問題はなく、演奏も優れている。私はカラヤンの全盛期はザルツブルグ復活祭音楽祭を創設した67年から椎間板の手術を受ける75年迄の9年間と捉えているが、カラヤン自身「今、私とベルリン・フィルは最高の状態にある」と豪語していた。この全集は正にその期間に収録された貴重な記録であり、カラヤン・ファンならば見逃がすことの出来ない作品といえよう。  奇想天外な画像に不自然さを感じるなど、少なからず欠点もあるとはいえ、作品の魅力を何としても伝えたいという執念の前では、些細なこと。カラヤンの絶頂期をとらえた必見のヴィデオ。未聴の方には是非ご覧いただきたい名品である。

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  • ★★★★★ 

    もっちゃん  |  埼玉県  |  不明  |  01/January/2017

    懐かしい映像です、当日中学3年でしたがNHKで放映していた映像を思い出しました、今見るとやりすぎかなと思えるところもありますが、サウンドは当日のカラヤンです、素晴らしい、還暦前のオヤジから。

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  • ★★★★★ 

    マラ3マニア  |  愛知県  |  不明  |  31/December/2014

    カラヤンの映像作品は、カラヤンが趣向を凝らして作り上げた作品より、皮肉なものでライヴ一発取りの方を収録した方が、断然素晴らしいし、実際評価も高いと思います。ここに収められているベートーヴェンも、映像をと同時に視聴するとどうしても違和感が拭えませんが、映像抜きで音だけ聴くと、カラヤンとベルリンフィルの絶頂期に演奏が、文句なしに楽しめます。特に、幻と言われた1968年収録の第九は筆舌につくしたいほど素晴らしい。カラヤンの残された全第九演奏の頂点ではないだろうか。映像作品では、普通に考えると77年の映像が燃焼度も高く、聴いている方は興奮しますが、こちらの演奏も77年ライヴに一歩も引けをとらないと思います。それどころか、77年の演奏よりも集中力が高く、私はこちらの方がより感銘を大きく感じます。ただ映像と見るとどうしても小細工が多く、演奏の真価が半減してしまうような気がする。他の曲も同様に音楽だけなら最高の一級品なので、いっそのことユニバーサルさんは音源だけを、カラヤン絶頂期のベートーヴェン交響曲全集とりマスターして、高品位CDで売り出せば結構売れると思いますが、如何なものでしょうか?

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  • ★★★★★ 

    HTS  |  東京都  |  不明  |  01/May/2013

    9曲の内6曲が1971年10月〜12月に録画・録音されている。カラヤンは63歳。カラヤンとベルリン・フィルの30余年に及ぶコンビの丁度真中の年次に当たる。DVDを見聴きして、カラヤンが絶頂に在る事、ベルリン・フィルの充実度が最高の時期である事が誰の眼にも解るであろう。録画・録音場所の選定や録画スタイルに異論を抱く愛好家が多いのは事実だ。筆者自身もその様に考えていた。しかし、カラヤン自身が考えに考えた上での映像であり、チャレンジであった事が痛いほど画面から解る。幸いフイルムに記録されており、年月を経た今日でも忠実な色再現をしている。音に至っては本当に申し分ない。とかくCDであれDVDであれ、最晩年の物を中心に見聴きする事が多い。今回、このDVDに接し、絶頂期の記録がこの様な形で残されている事の重みに改めて感激し、皆様方にお伝えさせて頂く気持を抱いた。

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  • ★★★★☆ 

    KANON  |  東京下町  |  不明  |  25/May/2007

    演奏は全盛期のカラヤンベルリンフィルの記録として貴重ながら、60年代収録の6番と9番は、映像的には小細工が多すぎ、観るに堪えない。(この2曲は映像無しで聴いています。)それでも、青春時代カラヤンとともに過ごした音楽ファンとしては、持っていたいセットです。

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  • ★★★★★ 

    Mulder  |  福島  |  不明  |  25/December/2006

    DVD初登場の第九が欲しくて買ったが,期待以上で素晴らしかった。これだけのために買ってもと思わせるでき。映像は途中白黒になったり,全く関係ない映像がかぶってたりと笑わせてくれるのだが,演奏はカラヤンのほかの録音と比べても恐ろしく集中力が高いと思う。しかも,第1楽章でヴァイオリンをオクターヴ上げて弾かせたり,第4楽章でもハッとするようなポルタメントをかけてみたりと,他の録音にはない仕掛けがあって非常に興味深い。

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  • ★★★★☆ 

    たか  |  東京  |  不明  |  29/June/2006

    この時代のフィルム録りは画質的には70年代のビデオ録りより良好だとすら言える。颯爽としたカラヤンが古き良き時代を偲ばせるが、やはり音と画像に多少のずれがあるのはリアリティをそぐ。同じフィルム収録でも74年の悲愴などは音と映像を同時収録しており説得力が強かった。注目の初登場68年元旦の第九はソリストが強力でなかなか楽しめたが合唱は(10年後のビデオ録り同様に)荒い。合唱だけとればソニー盤の楽友協会が良いのだが、全体としてはやはり78年盤が最高だと思う。これもぜひ復活してほしい。

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  • ★★★★☆ 

    Pianist  |  Tokyo  |  不明  |  06/May/2006

    これもある意味古くなった試みの集成ではないでしょうか。カラヤン/BPOの絶頂期の姿を記録した映像ですが、今では特に工夫の無い通常の中継状態のもの、特例として製作された(映画用ではない)純粋ライブの1978年元旦の第九等が高く評価されているのですから皮肉なものです。ここで初DVD化された待望の第九は、こういう映画スタイルの初期だったのか、第四楽章など音と映像がまったく別物の個所もある荒い編集が見られますが、そういった細かい部分はさておき、カラヤン美学の結晶を改めて眺めてみようではありませんか。

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  • ★★★★☆ 

    KT  |  新宿区  |  不明  |  07/February/2006

    この中では第2が特に気に入った!エロイカはベルリンフィル100周年盤が凄すぎてどうしても見劣りするが、立派な名演。第4の第2楽章はいろんな人が精神性を込めた演奏をしてるが、このくらいノホホンしてた方が好みです。

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  • ★★★★★ 

    オオマエ  |  東京  |  不明  |  05/December/2005

    問題の「第9」をドキドキしながら見ました。結果は最上。演奏はCDにはない、1970年前後に特有の集中力、切れ味、叙情性をもっています。映像も素晴らしく美しく(これで60年代末のもの?)、一見斬新なカメラワークもよく考えられたものでした。「田園」の映像は「やり過ぎ」でしたが、その「実験」の成果が上手く生かされた印象です。「第9」は何度も見たくなるような内容です。

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  • ★★★★★ 

    キャスバル・レム・ローエングラ  |  北海道江別市野幌若葉  |  不明  |  26/November/2005

     まだ第9を1回、英語字幕でしか見ていないが、他の交響曲はLDで見たこともあるので画質の向上が期待できるであろう。  でこの交響曲全集はHMVのレヴューにあるように「黎明期の、音楽映像作品とはどうあるべきか」を模索し、1980年代の第2回映像によるベートーヴェン交響曲全集のようにオーケストラのアップがまったくない楽器とカラヤンのクローズアップが暗い照明の下で続くだけの単調なものではなく、スタジオ録音、本拠地ベルリンのフィルハーモニーでの収録、楽器の切り貼り、色彩の強調・変化など多彩であり、とくにその「音楽映像作品」と

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  • ★★★★★ 

    karajan  |  神奈川  |  不明  |  24/November/2005

    カラヤン/BPOの本来の姿が特に第3,7番に記録されています。見せるパフォーマンスといまのBPOでは不可能になった超人的な演奏パワー。これがカラヤン/BPOです。80年代の映像記録は、もう取り返しがつかない(アングル、画質とも全く酷い)ので、この映像記録が残っていて本当に良かったと思います。

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  • ★★★★☆ 

    出前一番  |  群馬  |  不明  |  22/November/2005

    この時代のものを5.1チャンネルは無理があるような気がする。まっ、時代が古いので仕方ないと普通のステレオでみれば丁度良い.

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  • ★★★★☆ 

    たけ  |  兵庫県  |  不明  |  12/September/2005

    第9は大学の視聴覚室にあったVHDを見て以来なので、懐かしさもあってとても楽しみだ。しかもDVD3枚組でこの価格!ソニーの国内盤とは大違いである。 正直カラヤンのベートーヴェンを座右に置いて毎日聴きたいかと言われるとYESとは言い難いが、DVDとなれば話は違ってくる。独特のカメラワークでクラシックに「見る楽しみ」を与えてくれたカラヤンに感謝!

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