烏  |  広島県  |  不明  |  30/November/2009

クライバーがさっそうと登場する序曲から、息もつかせず最後まで一気に押しまくる演奏と舞台だ。歌手陣もヴェヒターをはじめ、なかなかの芸達者揃い。シェンクの演出も奇をてらわず、きわめてオーソドックス。好みもあるだろうが、私はベーム版よりもこちらを取る。画質は粒子の粗さが気にはなるが、鑑賞には十分に耐える程度。音質も、バイエルンの弦の厚みと豊かさは再現できないが、まずまずといったところ。

 

ぽんころ  |  千葉県  |  不明  |  26/June/2009

今まで見たあらゆるオペラの中で、この「こうもり」が自分にとって一番最高のものです。この「こうもり」の第2幕にはオペラが人に与えうる喜びや幸せみたいなものが凝縮されていると思います。もしこの第2幕を見ても「オペラって楽しい」と思えない人がいるとしたら、その人はオペラから感動を得ることを諦めたほうがいいのではないかとさえ思ってしまいます。この映像はクライバーが私達に遺してくれた最高の遺産の一つだと思います。

 

おいらは鳥刺し  |  名古屋  |  不明  |  22/March/2009

観ていてつまらないところが無い。特にフロッシュ役の俳優は同じシェンク演出の87年の俳優と比べて動きや台詞回しの一つ一つが面白い。また、ヴェヒターも乗りに乗っている。

 

タヌちゃん  |  藤沢  |  不明  |  24/June/2006

見て聴いて楽しい、これぞオペレッタといった見事な演奏。とりわけクライバーの煽りに煽った、スピード感溢れるスリリングな音作り、豪華な歌手陣の巧みな演技と歌唱が素晴らしく、シェンクのショー的要素を多く取り入れたゴージャスな舞台も悪くない。舞を舞っているようなクライバーの指揮姿には、彼の全身を通じて音楽が生成されてくるかのような陶酔感すら覚える。それに比べると、カラヤンの指揮姿でさえ、気取っただけの不自然な動きに思えてくるからすごいものだ。

 

たか  |  東京  |  不明  |  12/May/2006

クライバーのＣＤより歌手がやや小粒だが、ＣＤは裏声の変なオルロフスキーを聞かされなければならないのでこのＤＶＤを買うべき。確かにドリームライフが販売している国内盤は２チャンネルステレオだが、現在ユニテルのオペレッタの国内の販売権はドリームライフが保有しており、ＤＧが海外で出している５．１サラウンド音声盤が国内で販売されることはまずないと思う。

 

越後の頑固者  |  新潟  |  不明  |  07/January/2006

名演がドルビー・デジタル 5.1とDTS 5.1音声が付いて、最高の状態で販売された。と言っても日本語字幕なしは残念。かといって国内盤はPCM Stereoのみ。両方そろった決定盤が出るまで、決して買わない。これが正しいユーザーのあり方。ニーズに応えた商品を提供することがメーカーの責任だから。ひたすら我慢、我慢。