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Mahler (1860-1911)

CD Sym, 1, (+blumine): Norrington / Stuttgart Rso

Sym, 1, (+blumine): Norrington / Stuttgart Rso

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Showing 1 - 8 of 8 items

  • ★★★★★ 

    風信子  |  茨城県  |  不明  |  21/September/2018

    もう15年近く前の演奏だから 世評も変化していることを願う 今以てノンヴィブラート演奏を忌避する傾向がこの国のディレッタントにあるとすれば哀しい 美という字は大きい羊と書く その昔「美しい」とは人が生を充足させるに欲するものを得た快楽を表す表現だったことを示している 物欲 食欲 そして富の所有が満たされた時 それは美しい そして一旦経験した快楽は反復を欲する だから人は慣れたものを美しいと感じる それは極めて生理的に正常だが そこに止まるなら人は淋しく哀しい ノリントンはスコアを出来るだけ忠実に音化することに奉仕しただけだ マーラーの楽譜は室内楽の精巧な筆致で描かれている 全ての楽器が同時に発音する部分でも 全てが聞き取れるようにするために腐心したとアルマが伝えている 大地が震えるような轟音に快感を覚える向きにはマーラーは向いていない 時代や社会並びに個人の趣味に寄せた演奏に晒されてきたマーラーがやっとその真影を伺わせてくれたと感じている 消えて無くなる前に あなたも如何   

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  • ★★★☆☆ 

    まあくん!  |  東京都  |  不明  |  08/March/2010

    ノリントンはここでも彼らしい美学を貫いているが、結果としての印象はもうひとつ…。ブロックごとでの意識的なテンポの切り替えなども見られるが、そこに必然性があまり感じられず、そういう場面が多いほど自分との距離を感じてしまう。ティンパニなどはかなり思い切った強打を見せてくれるが、弦の音が例によってノンビブラート主体なのでクライマックスでの全体のバランスが珍妙になってしまい、主張の骨の部分が見えにくい。 ノリントンの意欲は良いが、「挑戦」がただの「実験」レベルに終わる例が少なくないのは残念だ。そうなると「感動」からも遠い。

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  • ★★★★★ 

    simatch  |  広島  |  不明  |  20/July/2008

    ノリントンの「シュトゥットガルト・サウンド」を薄いとか平板だとか評する人は、ヴィヴラートがどういう効果を与えているのかを理解していない人だ。ヴィヴラートは音に響きを与えるだけが目的ではなく、アクセントやクレッシェンドといった楽譜の指示を音で表現するもの。それを排した「シュトゥットガルト・サウンド」、特に弦の音は、緊張感に満ち満ちており、それがヒシヒシと伝わってくる。そしてボウイングだけで楽譜の指示を表現する演奏者の技術たるや、超一流といっても過言ではないだろう。これからの活躍に大いに期待したい。

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  • ★★★★☆ 

    あんとん  |  山口県  |  不明  |  10/October/2005

    ノリントンの挑戦は買うが、先にブルックナーに取り組んで欲しい(3番しか録音していない)。きっと新しい、しかし実像に近い演奏になるだろうから。

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  • ★★★★☆ 

    ブリュッヘン好き  |  東京都  |  不明  |  22/September/2005

    花の章入れるなら初期稿でやった方が説得力が強い。でも演奏は初期稿を参考にしたと思われる箇所もある。スコアを見ながら聴くとより面白い。

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  • ★★★★★ 

    fuka  |  横浜  |  不明  |  18/September/2005

    私も早速聴いてみました。ヴィヴラートについては、うん確かにすっきりしてる、という感じ。ライナーに書いてある通りワルターVPOを引っ張り出してみましたが、そういわれてみればそうですけどあの演奏の良さはその為じゃないですよね。この曲に対して僕がこれまで好きだった響きとかむせかえる感じとか若人のアイロニーなどはノリントンの感じてるところとやっぱり違うんだろうなあ(ここの標題性はこう表現するんですよ、って言われそうですね)。ただしそうはいっても素晴らしい花の章を含めて僕がこの演奏を楽しめたことは事実なので、最高にします。

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  • ★★★★☆ 

    フランツ  |  宮崎県  |  不明  |  17/September/2005

    かばくんさんと基本的に同じです。ノンヴィヴラート奏法、ヴァイオリン両翼配置などは独特な響が楽しめます。超快速テンポを想像していたら、普通、あるいは遅めの演奏。しかし、ノリントンの音楽作りはいつものように薄めの飄々としたものでマーラーの交響曲としての感動と言う点には遠い。ノリントンの嗜好とマーラーの音楽が要求する響に乖離性があるとしか思えません。結局たくさん尺をとって解説している「花の章」が一番いい出来。どうせならLCPで録音してほしかった。

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  • ★★★☆☆ 

    かばくん  |  とちぎ  |  不明  |  16/September/2005

    「ノリントンならでは」なのはヴィヴラートなしということだけ。ところが結果をみると、マーラーについては、ヴィヴラートなしが、そう大きな変化を生み出しているわけではない。そうすると同じ土俵で他の演奏と比較されるだけであって、整理の行き届いた演奏ではあるが、まあ、OKという感じ。ノンヴィヴラートで美しいと思う個所も多々あるけれど。ブルーミネを復活させる理由もいまひとつ説得的ではないし、余計なご託を述べずにいい演奏をすればいいんじゃないでしょうか。

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