Der Freischutz: C.kleiber / Skd
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Perfect Wagnerite | 東京都 | 不明 | 12/September/2016
最大のミスキャストが Kleiber だ。鬱蒼と茂るドイツの深く暗い森に展開される人間ドラマはそこには無く、あたかも NY の Central Park の射撃大会という風な実にあっけらかんとした解釈で、これ位曲想と指揮者の特質の仲たがいはあるまい (これが今回の SACD化で音がより明確になった分、皮肉にも強調されている)。Carlos の独特の accentuation もWeber の牧歌的なrhythmに極めて異質なものを持ち込んだ感が有るし何度も聴かされると少し食傷気味になる。Eugen Jochum の解釈を体験すると、そこに如何に多くのものが失われているかが判るだろう。Carlos の公演記録をみるとこの曲を後年取り上げていないし、それ程愛着があったとも思えない。未だ 新顔であった彼にとっては debut 作ということでDGの意向に沿ってこの録音に臨んだんだろう。 歌手にも多くの疑問があるが、まず Theo Adam のKaspar が相変わらずの彼の浅い呼吸と低音の迫力不足でさっぱり存在感が出てこない (Jochum盤の Kurt Bohme の黒い圧倒的なBass とは比較にならない。因みにこのJochum 版のSamiel が聴き手を総毛立たせる位怖~い演技で光る)。Peter Schreier は彼独特の美声だが、歌っている内容に余り感動しているように感じないし、Gundula Janowitz の一見可憐な Agathe にも Meta Seinemeyer の宇宙的な祈りの念と多面的な表情を知る我々には皮相感を否めない。その代り Edith Mathis が、Rita Streich を忘れさせる程ではないにしても、彼女なりにAnnchenを好演している。あとこの盤の欠陥は、歌手と役者を分けた事 (必要性があったのだろうか)。それぞれの役の彼らの声色が全く違っていて感興をそぐ事甚だしい。 総体的に Carlos の名誉のためにも復刻をして欲しくなかったというのが実感 (彼の大傑作である Tristan のSACD は出てこないのだろうか?)。2 people agree with this review
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