Rachmaninov, Sergei (1873-1943)

CD Sym.2: K.sanderling / Po

Sym.2: K.sanderling / Po

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  • ★★★★★ 

    ハッチ  |  愛知県  |  不明  |  20/March/2021

    ザンデルリングファンにとってはたまらないラフマニノフ。 私の隠れた宝物。

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  • ★★★★★ 

    せごびあ  |  愛知県  |  不明  |  12/August/2018

    素晴らしい演奏です。大変よく歌っているのに全くねちっこくなくさっぱりしているうえに、雄大に聞こえてくる。ドイツの巨匠たちでは決してしないスタイルではないでしょうか?さっぱりした響きはフィルハーモニア管によるところも大きいと思います。

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  • ★★★★★ 

    greyfalcon  |  福岡県  |  不明  |  01/January/2015

    雄大にゆったりと流れる大河のように歌い込まれる旋律美に息をのむ。曲の格が上がったかのような印象さえ受けるほどだ。まるでブルックナーのように巨大なスケールで太く逞しくうねる旋律が奏でる叙情美が凄い。甘ったるさは全く無いのに恐ろしく濃密なこってりとした切ない甘さを感じるのだ。論理矛盾でまったく文章の体をなしていないが、にこりともしないで恐ろしく面白いことを言うのに似ていると言えば、分かっていただけるかもしれない。これほど風格のあるこの曲の演奏はもう現れまい。これが名盤でなくて何であろう。

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  • ★★★★☆ 

    盤鬼hmv13  |  福岡県  |  不明  |  22/July/2013

    入手してかれこれ10年余、このラフ交#2に関しては当盤をトレイに乗せる機会は今まで滅多に無く、殆んど【お蔵入り】状態という有様であった。昨今、再生環境のtune-upが功を奏し、御蔭でこの演奏の良さが少なからずジワジワと解り掛けてきた様な気がするものの、今もって何とも言い尽くし難い不思議な?演奏である。まぁこの曲に限ったことではないが、「ラフ交の演奏はこうあらねば為らぬ」という思いがより強い方々にとって当演奏はなかなか受け入れ難いものに違いないと思うし(かく云う小生もそうであった)、逆に当演奏に波長が合う方々にとっては他演奏を受け付けなくなる程の麻薬的演奏なのかもしれない。評中には【重厚・ドイツ的な解釈…】等のコメントが目立つが、一旦楽曲を解きほぐし彼なりの流儀で再構築する手法は彼独自のものであって強い個性を感じさせる。よって一聴して鈍重に感ずる(遅めのテンポ設定が一層助長している)のは否めないが、けっして重苦しく退屈に感じさせることは無い。時折木漏れ日があちらこちらで差し込むが如き爽やかさ・清々しさ・透明感を感じさせる。先に【不思議な?】と述べたのはそうした感覚からである。こうした類の演奏は今後なかなか現れないだろう。一度は耳にしておきたい演奏である。

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  • ★★★★★ 

    fukifuki  |  茨城県  |  不明  |  16/July/2012

    何と甘い甘いラフマニノフなんでしょう。 悠々と流れるロシアの大河のごとく、 ロシアの厳しい冬の終わりを告げる柔らかい春の光のごとく 身も心もゆったりとして音楽に浸ることができました。 しかれど、ふにゃふにゃなムード音楽にはなり下がらない ブルックナーのように何かとてつもないスケールで 身を包んでくれる。 中年の身には心が癒されます。 ザンデルリンク素晴らしい。 第一楽章提示部の反復も嬉しい.

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  • ★★☆☆☆ 

    ももちん  |  東京都  |  不明  |  17/December/2011

    私はこの指揮者嫌いではありません。 が、まず興ざめなのはカット。 ありゃりゃという感じですね。なんで? そして4楽章の重さ。重厚であるといえばそうだが、 かったるくて、サルタレロの軽快さがまるでない。 そして3楽章の叙情性と4楽章の躍動感を表すには このテンポ設定ではどうも4楽章が遅すぎる。 いくら巨匠の演奏とはいえ、受け入れることはできません。

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  • ★★★★★ 

    sunny  |  兵庫県  |  不明  |  07/October/2011

    フィルハーモニア管て、こんなに分厚い、弦のオーケストラだったっけ?もっと線が細くて機能的だったはずでは?このオケの音を、旧東独か、ロシアのオケ様に響かせた力に脱帽。時に汚いぐらいな音で、じっくり、これぞ、わしのラフマニノフとばかり、演奏してます。こんな、ラフマニノフ、今では、もう、めったに聴けません、しかも、イギリスのオケで。スラトキン、デトロイト響の、洗練された演奏に慣れた耳には新鮮、衝撃。図太い指揮で二十◎。流石、ザンデルリング。合掌。

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  • ★★★★★ 

    masato  |  新潟県  |  不明  |  28/September/2011

    真っ先に思い浮かんだ言葉が“悠々”。悠々たる音楽,悠々たる歩み…。この作品の演奏で最も安心して身を委ねられる名演。嫌味に感じられることもしばしばのセンチメンタリズム。この演奏からは微塵も感じられない。

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  • ★★★★★ 

    Stuemper  |  愛知県  |  不明  |  19/September/2011

    追悼。 ザンデルリンク、ベルリンにて98歳にて死去。 筆者が実演で聴いた最後の「巨匠」の一人だった。追悼のための一枚として相応しいのは、遅いテンポでじっくりと歌い上げたこのラフマニノフか、ショスタコーヴィチの15番だろうか(いずれもベルリン・フィルとも演奏し、後者は録音が市販されている)。大往生とはいえ、一つの時代が終わった。合掌。

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  • ★★★★★ 

    ぼなぺてぃ  |  神奈川県  |  不明  |  22/October/2010

    この曲、遅れてきたロマン派ラフマニノフの憂愁の色が濃く表現されている、というようなイメージ捉えられることが多くて、確かに2楽章などはそうんなんだけど、時に、ロシアの田舎臭さが気になることもあって、何だかな〜という部分もあります。ザンデルリングのこの演奏は弦楽器の響きが厚く、その田舎臭さが薄まっているのが、私には心地よい。英国のオケというのもいいのかもしれませんね。 結構、ラフマニノフってダサくね?と感じている人には薦められるかも。

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  • ★★★★★ 

    エーテルの風  |  長野県  |  不明  |  08/May/2010

    ザンデルリングの演奏には、芸術家としての「毒」は希薄だと思う。”人生の全てを音楽に捧げました的”な狂気?をあまり感じないのだ。(そういう意味では、若かりし頃のアバドがそうであった) ただそれにしても上手い! とにかく音楽家としてのセンスは抜群だ。 そしてカラヤンのように 技巧で作り上げたような努力の跡 が見受けられない分、天性の才能を感じさせる。とにかくこのラフマニノフの第2交響曲を,図々しくも?これほどまでにドイツ風に演奏して、そして完全に成功させてしまう手腕には脱帽です。

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  • ★★★★☆ 

    あんぱん  |  京都府  |  不明  |  26/June/2009

    呼吸が聴こえる。最初の印象はこれだった。演奏者や指揮者の呼吸というよりは、音楽が息をしている。息の長い旋律をさらに大きく広くとったこの演奏は、本当に一つの大きなフレーズが一つの呼吸、一つの波で流れ、このラフマニノフという作曲家の描いた世界を流れる一つの息吹のようだ。 まさに円熟の極み。渋い!渋いよザンデルリングさん! がその渋さゆえ、この曲のもつロシア的な熱く若々しい熱望は残念ながら書き換えられてしまっている。この人は、この曲をラフマニノフの曲ではなく、「私の曲」として演奏したかったのではないか? ところどころに施された改編も、彼の表現したい者のために犠牲になった悲しき被害者なのかもしれない。 このぬるい音響も、もしかしたら彼の演出の一つなのか? 奥行きや全体的な絡まりに重点を置いた録音で、アナログっぽい雰囲気すら感じる。もちろんこれがいいほうに加担しているのだが。 明瞭なそれぞれのパートの引き分けが、絡み合っていく様は見事だ。 確かに異端ではあるが、これは貴重な、かつ最高に雄大な演奏である。 私ももう少し年をとれば、最高評価ができるだろうなぁ。

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  • ★★★☆☆ 

    ほんず内閣総理大臣  |  北海道  |  不明  |  23/June/2008

    演奏はいかにもザンデルリンク!毅然としていて雄大。勢いに任せて飛ばすようなこともなく、しっかりした歩み。チャイコフスキーの後期交響曲ではそれが若干不満につながりましたが、ここではプラスであります。まさしくロマン!但し、個人的好みでは、もっと陶酔と繊細さがほしいところであります。また処々にあるザンデルリンク固有のカットが実に興ざめで、編集ミスかと思うくらいです。セカンドないしサードチョイスとしてお薦めします。

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  • ★★★★★ 

    I&W  |  JAPAN  |  不明  |  13/January/2008

    26’07/10’56/15’28/14’24

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  • ★★★★★ 

    ゆーさん  |  埼玉某所  |  不明  |  01/September/2007

    この盤をファースト・チョイスした私だが、その後何を血迷ったのか他の盤も集める。有名なプレヴィン盤の他、作曲者の信頼も厚いオーマンディ、ロシア系の得意なアシュケナージ、ゲルギエフ、スヴェトラーノフ等を聴き、結局どれが最高だったかと言えば、最初に選んだザンデルリンク盤なのだ。当盤は完全全曲版ではないが、かえって冗長にならないから良い。とかく情緒に溺れがちなこの曲をスタイリッシュにまとめている。勿論人工的な誇張はなく、天衣無縫な息遣いの中に曲のロマンティシズムを開陳するから凄い。第4楽章は通常より遅めのテンポだが、モヤついておらず、落ち着き払った演奏だ。だが何より、第1楽章再現部や第3楽章!この際限なき美しさを何と評せば良いのだろう……

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