Schumann: Symphony No.2.Manfred-Overtuere
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つよしくん | 東京都 | 不明 | 06/November/2011
これはシノーポリの傑作だ。シノーポリの遺した数々の録音の中でもトップの座を争う名演であるだけでなく、シューマンの交響曲第2番の様々な指揮者による演奏に冠絶する至高の超名演と高く評価したい。精神医学者でもあり、作曲家でもあったシノーポリの演奏は、楽曲の細部に至るまで彫琢の限りを尽くした明晰さを特徴としていると言える。このような分析的なアプローチに符号した楽曲では、例えばマーラーの交響曲などが該当すると言えるが、比類のない名演を成し遂げることになった。他方、分析的なアプローチにそぐわない楽曲においては、極端なスローテンポに陥ったり、はたまた音楽の自然な流れを損なったりするなど、今一つの演奏の陥ってしまうこともあったと言える。ところが、本盤におさめられたシューマンの交響曲第2番においては、かかる分析的なアプローチが見事なまでに功を奏していると言えるのではないか。シューマンは長年に渡って精神病を患っていたが、とりわけこの第2番を作曲していた時は、死と隣り合わせにいたとさえ言われている。シノーポリは本演奏において、かかるシューマンの心の慟哭や絶望感を徹底的に追及するとともに抉り出し、持ち味の分析的なアプローチによって完全に音化することを試みており、他のいかなる指揮者による演奏よりも彫の深さが際立っていると言える。とりわけ第3楽章の思い入れたっぷりの濃厚な表現は、心胆寒からしめるほどの凄みがあると言えるところであり、その奥深い情感は我々聴き手の肺腑を打つのに十分であるとさえ言えるだろう。また、これだけ細部に至るまで彫琢の限りを尽くした表現を行っているにもかかわらず、むしろ音楽がいささかも淀みなく流麗に流れていくというのは、ウィーン・フィルによる美演によるところが大きいと言えるのではないだろうか。さすがのシノーポリも、これだけの高みに達した演奏を再度行うことは至難を極めたと考えられる。というのも、シノーポリは、その後、シュターツカペレ・ドレスデンとともにシューマンの交響曲全集を録音することになるのであるが、当該全集に含まれる第2番の演奏には、とても本演奏のような魅力は備わっているとは言えないからである。なお、カプリングの「マンフレッド」序曲は、交響曲第2番のように随一の名演との評価は困難であるが、それでも名演との評価をするのにいささかも躊躇をするものではない。音質は従来CD盤でも比較的満足できる音質であるが、これだけの名演であるにもかかわらず、これまでSHM−CD化すらされていないというのは実に不思議な気がする。シノーポリによる至高の超名演でもあり、今後はSHM−CD化、さらにはSACD化を図るなど、高音質化への取組を大いに望んでおきたいと考える。3 people agree with this review
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ケイン | 東京都 | 不明 | 17/April/2010
とかく情念とか感情表現ということがクローズアップされてしまいますが、そういう点ではバーンスタインほど濃厚ではありません。それに代わるものとして そういうものを孕んだ音楽が とても颯爽と流麗に流れていくので、意外に もたれない聴きやすさがあります。ドライヴィングが見事で ウィーンフィルとしても絶好調です。この曲の魅力を一新するような たいへん美しい演奏です。1 people agree with this review
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トム | 仙台市 | 不明 | 01/March/2009
私も数多くの第2交響曲を聴いてきましたが、これほど背筋が凍え、魂が揺さぶられる演奏は他にありませんでした。二重人格による対立と和解の中で苦悩するシューマンの悲痛な叫びを聴くようです(特に弦楽部)。中でも第2楽章が白眉。これほどイライラ感の充満する、聴き手を挑発する演奏は皆無です。0 people agree with this review
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yoshimi | osaka | 不明 | 18/November/2008
こんなに寒気がした演奏はいまだ聴いたことがありません。これは音楽の形をしていますが、精神分析によって、精神が崩壊していく様を描いたストーリーです。第1・第2楽章の熱に浮かされたような不安さ、そして第3楽章の正気が狂気にからめとられ精神が崩壊していくアダージョ。これはシノーポリの解説を読めばわかります。これを単なる感情表現とか情念と解釈できるのは、とても幸福なことだと思います。0 people agree with this review
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mizumoto | 東京 | 不明 | 06/August/2008
これは大ヒットです。シノーポリが鮮烈に世に出た頃の まさしく飛ぶ鳥を落とすが如き勢いのある名演。美しく躍動する音楽。くすんだ渋いという第2のイメージなど払拭するような爽快な演奏です。しかし第3楽章では 精神科医シノーポリの面目躍如で 自らライナーノートを記述しているだけの思い入れタップリな感情表現があり、まさしく魅力満載です。また録音も素晴らしい。満点のCDです。1 people agree with this review
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fuka | 横浜 | 不明 | 15/July/2006
これはやはりすごい。シノーポリの理知的でいて情念に溢れた演奏スタイル、ときにほとばしり出るような音楽的感興など、この曲にぴったりです。この曲の演奏の中で、1,2を争う名演です。ドレスデンも買ってみようかな。0 people agree with this review
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kapichama | 埼玉県 | 不明 | 25/April/2006
ウイーン・フィルを駆って、切れ味鋭いコーナリングでシューマンの難曲を走破。シノポリの最高傑作であり、ウイーン・フィルとしても最上級の出来!0 people agree with this review
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