Impressions De Music-hall: P.koch(Vn)Tovey / Luxembourg Po
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miklos | 埼玉県 | 不明 | 18/March/2021
フランスの作曲家ガブリエル・ピエルネの珍しい作品が収められたディスク。この盤に収めらている「バスク風幻想曲」と「イゼーイ(日本語表記はこれで合っているのだろうか?)」は世界初録音だそう。 「ミュージックホールの印象」は、ミュージックホールとサーカスのファンであったピエルネが音楽でそれらを表現しようとしたもの。冒頭の軽薄な響きに不安になったが、曲を追うごとに単なるミュージックホールの音楽的描写には終わっていない作品であると感じるようになった。 「ヴァイオリンのためのバスク風幻想曲」は、名ヴァイオリニスト、ジャック・ティボーに献呈されたされた作品。スペインとの国境地帯に近いバスク地方の民謡は、スペイン情緒の音楽に多く用いられており、ピエルネも1908年に劇音楽「ラムンチョ」においてバスク地方の民謡を数多く用いている。異国情緒満載の音楽だが、オリジナリティに欠けているのは否めない。 「イゼーイ」も紀元前6世紀のインドを舞台にした作品で、当時の異国趣味の流行を反映しているといえる作品。グロッケンシュピールがオリエンタルな雰囲気をうまく描写している。この盤の中で一番のおすすめ。 マルティノンの録音がある「牧歌風の主題によるディヴェルティスマン」も、牧歌風、というタイトルがついているように全体的に穏やかな作品である。 演奏も録音もよいが、これが初めてピエルネを聞く人にお勧めできるかというと正直微妙なところで、やはりマルティノンやシャンドスから出ている管弦楽曲シリーズあたりが一番良いのではないだろうか。0 people agree with this review
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