Bach, Johann Sebastian (1685-1750)
Well-Tempered Clavier Book 1 : Andreas Staier(Cemb)(2CD)
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うーつん | 東京都 | 不明 | 06/March/2023
楽器が持つ音のパレットを自在に使いこなす匠が描き出す24の絵の個展。 誰もが知るハ長調のプレリュードとフーガからして「こう来ますか」と頷いてしまう。その後も単調とは縁遠い様々な創意がこらされ、バッハが序文にしたためた「…格別の時のすさびになるよう…」という文意そのままの自由自在さが当盤の特長といえるかもしれない。 シュタイアーの演奏を聴いて私は「音響(音効果)の遠近法(または立体感あふれた効果)」という感覚を強く持った。詳しくは知らないがレジスターなどの活用により音の表現の幅を広くとり、プレリュードとフーガ、または曲と曲の間の変化が豊かなのだ。プレリュードで小さな響きでポツポツとつま弾いておいてフーガではゴージャスな響きで伽藍を組み立ててみたり…。それがあたかも「遠近法」「立体的な効果」とうつるのだ。言葉の用法として正しいかどうか定かではないが、ともかくそのように聴こえる(見える)。それらがわざとらしくなく、いろいろな表現を試みたうちの最良のひとつというように感じる。先にリリースされた第2巻でも驚かされたが、当盤でも彼の才気煥発ぶりは健在。私は当盤を聴いて、音楽を「聴く」というより、絵を「観て」いるように感じた。24枚連作のコンポジション(の絵画)を観ているような感覚…。 ジャケットで使われたP.クレーの絵にも通ずる豊かな色彩感、リズムやモチーフの微妙な変化と愉しみ…。聴きなれたはずの平均律第1巻でよもやこんな愉しみに巡り合えるとは。私は絵も音楽も素人だが、その筋の「勉強にすでに熟達した人たちには、格別の時のすさびになる」のは間違いない。お薦めです。1 people agree with this review
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