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Tokyo Q Channel

CD Golden Best Tokyo Q Channel Sweet Works

Golden Best Tokyo Q Channel Sweet Works

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    c.g.ponn  |  石川県  |  不明  |  19/July/2016

    主に1990年代の中盤から後半にかけて活動した、CMソングなどを手掛けるミュージシャン二人によるユニットのベスト盤。黒くないドリカムというかソロじゃない平松愛理というか、喧伝されるミリオンセラーの影でシレッと流れていた、本当の意味での90年代の中道ポップ・ソングが聴ける。 やはりCM音楽出身で同じ頃に活躍していたユニットとしてはHooper(〜Fleaming pie)がいたが、彼等がややロック寄りで趣味的だったのに対し、語弊のある表現なのを承知で言うなら、毒にも薬にもならない匿名的ポップスに徹している。職人の音楽なのだ。 しかしそれだけに、私のように1980〜90年代をリアルタイムで過ごしてきた人間にとって、彼等の音楽は心の中になんの抵抗もなくスーっと入ってくる。しかも、収録されている17曲中10曲がなにがしかのタイアップが付いていたこともあり、いつかどこかで何の気なしに耳に入ってきた曲ばかりなのだ。先に毒にも薬にもならないと書いたが、彼等が人の心にさりげなく残る楽曲をこんなにも残してきたことに敬服する。ベスト盤が出ていること自体が驚きで、店頭で見つけて以来ずーっと存在が心の中に引っ掛かっていたCDだったのだが、買って良かった。 でも、やはりすっごく熱狂的なファンがいるとは想像しづらい人達ではある。ライナーノートを読む限り、そんなわけではないようなのだが。同じ大学の先輩後輩で結成されたところからして、学閥的な支持層がいるのだろうか?謎だ。まさに東京Qチャンネルである。

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