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CD Grumiaux Concerto-beethoven, Brahms, Tchaikovsky, Mendelssohn

Grumiaux Concerto-beethoven, Brahms, Tchaikovsky, Mendelssohn

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  • ★★★☆☆ 

    一人のクラシックオールドファン  |  兵庫県  |  不明  |  06/August/2011

    グリュミオーは所謂四大V協奏曲を何回か収録しており特にメンデルスゾーンはその華麗な曲と共に彼に合った方の曲な為その回数は多い様です。詳細は不明なのですがHMVカタログ等でバックサポートを見てみますと1953年モラルト/VSO、(録音年不明)ジュリーニ/HRSO、1961年ロザンタール/FRO(DVD)、1972年クレンツ/NPHOそして本盤1960年ハイティンク/ACOの各演奏盤であります。グリュミオー39歳の頃の録音で演奏タイムは@12’04A7’32B6’29と若干短めな印象がします。全体としては思った程華麗・豊潤な世界を展開したものではなく結構地道な感じがしますね。第1楽章肝心のスタートの処、むしろ淡々さが先行しパッセージも切れ々で短め。ヴァイオリンは朗々としたものとは異なり私としては意外でした。しかしテンポが一段落すると優しさと艶やが出て来ます。さりとてそれが饒舌に陥ることはなく従ってカデンツァもヴィブラートは効かせ間も設けますが弾きまくるタイプではありません。詰めは割りと反転してスピードアップして〆ます。バックのハイティンクはACOの常勤を任される前年の31歳でACOの重みに任せながら几帳面に務めます。第2楽章は各楽器が歌って後ヴァイオリンがメロディラインを奏でますがやはりそんなに情緒的とは思われません。音重ねは流石グリュミオーでやがて〆は余韻をもってゆっくりと・・・。最終楽章ではバックの音構成の明確性が際立っています。後段の詰めでは少し「溜め」も入れたヴァイオリンは最後の跳ねる様なボーイングが面白いですね。そして余裕をもって終わります。本盤他のヴァイオリン協奏曲・・・1971年録音ブラームス(デイヴィス/NPHO)、1974年ベートーヴェン(デイヴィス/ACO)、1975年チャイコフスキー(クレンツ/NPHO)は残念ながら未聴ですし現在販売されておりませんので当面OKランクとさせて下さい。(タイムについては盤により多少異なる場合があります)

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