ヒデ  |  神奈川県  |  不明  |  27/December/2009

第１・５・６番は録音が良い上に名演である。（特に第５番は金管楽器と打楽器の音圧がすごく、ロシアのベートーヴェンともいうべき圧倒的な名演である。）反面、第３・７番は録音が古く、また第４番は金管楽器の鳴りが悪いので余り好きではない。

 

音と光  |  東京  |  不明  |  26/September/2007

４番、メロディアの頃からの名盤で緊張感のある演奏。５番、フィナーレでのテインパニの期待通りの強奏には納得でした。いい意味でレニングラードの粗野な部分が発揮されてました。 なおステレオ録音の方は全体的にカラフルな音になっているようです。そのため６番などはストコフスキーのように管楽器が浮かび上がっているような感じですが、それもまた良しかと。７番、トスカニーニNYPより時代分が進んだ分スマート。３番、勇壮だが・・・たぶん録音が悪いのでしょう。

 

りっく  |  さいたま  |  不明  |  23/August/2007

その後、5・6・7番を聴きました。田園では、木管楽器の無神経な響きに、また、5番では、ライブならではの瑕にどうしてもなじめず。後者は、表情のつけ方やテンポルバートに必然性が感じられないので、感銘が薄くなってしまうのではないかと・・・。 唯一、とてもよい演奏に思ったのが生き生きとした曲の魅力を折り目正しく伝える7番で、4番とあわせて、このセットの価値を高めているものと思いました。7番は、ライブじゃないので、特にそう思えたのかも。

 

オタヌキ  |  愛知県  |  不明  |  20/August/2007

ムラヴィンスキーでベートーヴェンを聴こうとは思いませんでしたが、なかなかですね。私には第４番が非常にしっくりして、名演ではないかと思います。ベートーヴェンを感じましたから。

 

りっく  |  さいたま  |  不明  |  09/August/2007

エロイカの田舎くさい演奏にびっくり。オーケストラを檻に閉じ込め、ムチを振り回しているような演奏で、歌わないことはなはだしい。自然な生き生きとしたフレージングが少ない。トスカニーニとか好きな方なら好まれるかもしれません。もちろん、名演奏の誉れ高い第四番など確かによいと思いますが、あまりみなさんが誉めまくるので、新規購入の方には、それなり、と思って購入していただきたいと願ってます。 この値段なら、たしかにお買い得ではありますが、これ聴いて「フルヴェン不要」はありえないでしょ。

 

ﾄﾄﾞｶﾗ狂  |  名古屋市  |  不明  |  26/July/2007

全体に予想以上に音が明るい。特に６番などはその効果がよく出ており、素晴らしい「田園」です。やはりモノラルの音は広がりが無く、３番７番も良い演奏ですが、幾分残念。ライブ録音ばかりとのことですが、マイクの位置が通常と違うのか木管楽器が突出して響いたり、やや違和感があります。いずれにしてもムラヴィンスキー・レニングラードフィルの貴重な録音です。

 

顕  |  岐阜県  |  不明  |  21/July/2007

５番が圧倒的な名演。モノラルの５番の最高がフルトヴェングラーなら、ステレオはこのムラヴィンスキーが今のところ私にとって１番だ。音質も大変良い。演奏は迫力満点。テインパニの強打も少しも下品でないところにこの演奏家の高いレベルが伺われる。ザクッ、ザクッと地面を抉るようなアインザッツが印象的だ。ほんの少し惜しいのは、メロデイアの日本盤の方が、音が良いような気がすることだ。ところで、他の曲ももちろん、それなりに良い。

 

愛撫　先  |  故郷は地球  |  不明  |  07/January/2007

　モノラルの３・７も含め録音は満足できる。特に３・５が凄い！４の迫力と優美さの融合、６の歌の美しさ。１のみ推進力に欠けるが晩年の記録なので仕方ない。７もモノラルを考慮してもクライバーなどよりも良い。このセットがあればフルヴェンは不要。 　このコンビはロシア音楽よりもドイツ音楽の方が遥かに素晴らしい。みなさん「お国モノ」にこだわってはいけません･･･

 

七海耀  |  さいたま市  |  不明  |  29/August/2006

ムラヴィンスキー特有の透徹したベートーヴェン。弦や木管のバランスが独特で、それは1番や「田園」に顕著。逆に3番、5番は剛毅、4番は峻厳。しかし、絶えずロマンの風が香る。7番はやや普通。音は全体に良好。モノラルの3番、7番も適度な潤いがあって聴きやすい。3番、5番は、この曲の代表的名演奏と思う。

 

風雷暴  |  横浜  |  不明  |  21/August/2006

僕もまずNo3,4,5(4＆5は音質優秀で、特に5はMelodya邦盤だが我家の王座一角)を推薦。が、No3＆4は更に上があり、僕なら次の盤を挙げたい。No3：音質も含めて差が出たﾓｽｸﾜ音楽院大ﾎｰﾙ’61.4.6ﾗｲｳﾞSCORA盤、No4：僅差だが本盤No5と同日演奏’72.1.29ﾗｲｳﾞMelodya邦盤。なお、当方所有は共に廃盤だが、3はDreamlife盤で、4はScribendum盤で現存。No6もﾗｲｳﾞだが明晰な優秀録音で、本曲に対する巨匠の芸風が明確に伝わるが、僕の好みではない。

 

arabandaluz  |  山梨県  |  不明  |  20/August/2006

ときどき、生涯の宝物にしたいと思うＣＤがあるものだ。又一つそれが加わった。私は今、大変幸福である。私は６番を褒めよう。田園はまさに黄金郷となったのである。壮麗で官能的な、例えてみれば時代における最も豊かな都市のイメージを音の世界で現実化してしまったようなのだ。しかし、いやらしくも下品でもない。温度としてはひじょうに温かいものだ。で、第２楽章は木管とオーケストラの協奏曲の様。ため息がでるばかりの美しさである。なんでこんなに安いのか。現実的な喜びがその後に来る。誰はばからずボリュームを上げよう。

 

イリュミナシオン  |  古都  |  不明  |  19/July/2006

第７番は今ひとつという印象がしました。しかし！　第３番を聴いて欲しい。これは身の毛もよだつ（よい意味で）凄まじい演奏です。モノラル録音ながら、音質がどうこうという問題ではない。フルトヴェングラーとはまた別種のベートーヴェンが忽然と現れます。あと、特筆すべきなのは第５番です。これまで嫌というほど聴いた曲であるはずなのに、この感動はどうだろう。冒頭からフィナーレまで、一切妥協なく、また一切緊張がとぎれることがない。恐るべし。この値段を考えれば、第３番と第５番を聴くだけでも、十分お買い得だと断言できます。

 

平成のヨハネス  |  大阪  |  不明  |  11/June/2006

安かったので何気なく買った、同じくムラヴィンスキーのブラームス全集（ヴェネツィア盤）がとてもよかったのでこれも買ったが、感動した。音質も比較的よく、モノラルの英雄も十分感動的で聞くに堪える音質。甘くないチャイコフスキーとか凄絶なショスタコーヴィチの印象が今まで強かったが、ベートーヴェンもブラームスも作曲家のことしか感じさせない真摯で美しく構築された演奏。万人向けだと思う。