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Mahler (1860-1911)

CD Sym.10: Ormandy / Philadelphia O

Sym.10: Ormandy / Philadelphia O

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Showing 1 - 9 of 9 items

  • ★★★★☆ 

    宗仲 克己  |  東京都  |  不明  |  30/June/2022

     クック版交響曲第10番の初のステレオ録音である。ゴルトシュミットの指揮による、1960年の第1稿の初演と1964年の第2稿の初演は、いずれもモノラル録音であった。ロンドンでの第2稿の初演後に、いち早くアメリカ初演の許諾を得たオーマンディのパイオニア精神が粋である。彼が音楽監督を務めるフィラデルフィア管弦楽団と、1965年11月5日に第2稿のアメリカ初演を行った。本CDに収録されているのは、同月17日のフィラデルフィア Town Hall におけるセッションである。これはクック版交響曲第10番が世界に広く認められていくきっかけとなった先駆的な記録である。録音は優秀であり、各楽器のバランス・定位がしっかりしている。 現在から60年近く前の録音とは思えないほど、音質面も十分に満足できる。   1964年の第2稿の初演時は、テンポの設定など、クックとゴルトシュミットの共同研究の途上の感があった。オーマンディは、両端の緩徐楽章をやや速めに演奏し、ゴルトシュミットの初演時のテンポをおおむね踏襲している。第1楽章は、マルティノン盤および第1稿初演のゴルトシュミット盤に次ぐ速さで、演奏時間は21分36秒である。第2楽章から第4楽章は平均的である。第5楽章はやや速めであり、演奏時間は21分24秒である。この時代のフィラデルフィア管弦楽団は、特に弦の音色が美しい。やや速めのテンポ設定と豊麗なフィラデルフィア・サウンドがあいまって、クック版交響曲第10番の全体像をはっきりと示した演奏と言える。同じフィラデルフィア管弦楽団の演奏でも、1980年に録音されたレヴァインの指揮による第3稿第1版の演奏は、第5楽章に歴代最長の28分30秒をかけている。同じオーケストラにおける、指揮者による表現の違いを聴き比べるのも興味深い。第5楽章の第3部(第299小節以降)は、速めのテンポにもかかわらず、「ありとあらゆる交響的な作品の中でもっとも美しい楽節」(コンスタンティン・フローロス)という評価は揺るがない。ややあっさりした演奏ではあるが、指揮をしながらオーマンディが涙を流していたと伝えられている。オーマンディの人柄が偲ばれるエピソードである。  ちなみに、私が購入したオーマンディ盤の本CD(輸入盤)では、トラッキング付与の位置が1か所間違えている。なんと、第4楽章の最後の大太鼓の一撃が第5トラックの冒頭に入っている。したがって、第5楽章だけを聴こうとすると、冒頭に大太鼓が2回続けて打たれる。もちろん、第4楽章と第5楽章を続けて聴く際には問題はない。

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  • ★★★★★ 

    カズニン  |  東京都  |  不明  |  08/December/2013

    学生時代、FM放送で聴いた時、美しい響きに感銘を受けた録音です。今日聴いてもキチンとした演奏であることに感心します。

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  • ★★★☆☆ 

    ほんず内閣総理大臣  |  北海道  |  不明  |  13/August/2012

    クック版第10番の最初期のレコーディングとしてまことに貴重な録音。多くの指揮者が取り上げて世に知られてゆく前の、まだ先入観や「刷り込み」がつく前の、メジャーな指揮者とオーケストラによる録音としても貴重で意義深いものです。マーラーの交響曲であるとか、音楽史的な位置づけであるとか、そういうことはさておいて、見事なまでに古典的な合奏による、全編朗々たる再現といえましょう。フィラデルフィアの優秀な弦楽器による力強くも美しい土台の上に、厚く重ねられてゆく全体の音響は、それはそれで聴きものであります。でもなあ、その後のいくつかの演奏が聴かせてくれた感情の高まり、憧れや悲しみ、諦観などが「まるでない」のは、やっぱり不満ではありますよね。復元されて間もない頃のこの曲に、この時期にこれだけの演奏を成し遂げた基本能力の高さを評価するか、あるいは形而下的レベルにとどまったことに一種の志の低さを見るか、そこは微妙なところですが、相半ばするところで受け止めておきましょうか。録音は良好。つやつやした響きが聴けます。

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  • ★★★★★ 

    マラファン  |  東京  |  不明  |  28/December/2007

    本来のマーラーに求められる演奏とは言えないかもしれませんが、これはこれでありだと思います。フィラデルフィアの華やかなサウンドがマーラーっぽくないところをマーラーっぽくなく演奏しており、いかにもオーマンディ的な解釈です。ある意味においてギーレン盤とは正反対な演奏だと思いますが、クック稿の別の側面を聴いてみたい人にはお勧めです。

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  • ★★★☆☆ 

    クラオタ45  |  山口  |  不明  |  18/November/2007

    HMVレビューの訂正 D.クックの第2稿による録音は 他にインバル盤があります。 昔、インバル盤が出る前に必死に探して輸入レコードで手に入れたものですが、今聴き直すと、まあまあかなと思います。 その頃はマーラーの録音が今ほど多くなかったのでもっと良いと思ったのですが…。

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  • ★★★★★ 

    鎌谷朝之  |  英国  |  不明  |  10/March/2007

    ラトルのように問題作としてとらえず、補筆部分を違和感なくまとめたザンデルリンクと同じ行き方。本盤はオケの技術が高く、録音も65年のものとは思えないほど非常に鮮明なため聴き応えがある。どれをとるかは聴き手次第だが、私自身は殊更文句を言わず、気分に応じてこのいろいろな録音を聴き比べたい。祝☆復活。

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  • ★★★★☆ 

    南の人  |  鹿児島  |  不明  |  02/January/2007

    他の演奏をけなして貶めないとこの演奏の良さを表現できない程度の演奏ではない。

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  • ★★★★★ 

    愛撫 先  |  地球  |  不明  |  26/October/2006

    ラトル(新旧2種)、シャイー、ギーレンと聴いたがこれが一番。オーマンディは嫌いだが、これは納得。この補筆版はあまり余計なコトをしない方がうまくいくのでは? 軽すぎず、重すぎず、バランス良く何度でも聴ける。録音も極上。これに比べたらラトルとベルリンのなんと「お仕事」なコトか・・・このコンビがある限り、クラシック音楽に未来はない。

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  • ★★★★☆ 

    桐嶋屋勝造  |  愛知県碧南市  |  不明  |  07/May/2006

    10年くらい前に廃盤になり暫く見かけなかった録音です。 私は10年前に購入してしばしば鑑賞してきました。通常聴くことができるクック第3稿ではなくそれ以前の版を演奏した貴重な記録です。演奏はオーマンディらしく深刻にならずフィラデルフィア管の美しい響きを聴くことができます。私は、この曲のエンディングは希望への展望だという聴き方をしているので、この演奏は好きです。マーラーは暗くて深刻でなくてはダメという人にはお勧めできません。

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