Beethoven (1770-1827)

SACD Sym.3, 8: Vanska / Minnesota O

Sym.3, 8: Vanska / Minnesota O

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    ティーレマンのおっかけ  |  茨城  |  不明  |  10/October/2008

    このシリーズ、もっと話題に上っても良いと思うんですがね。ヴァンスカというと真っ先にシベリウスの名全集を思い浮かべますが、あの2番とか5番を聞き終えた後の何とも言えない爽快感が、このベートーヴェンにも共通しています。室内楽的、響きの純度が高い極めて精緻な演奏。かばくんさんの指摘の通り、エロイカ冒頭の、短くも強い意志に貫かれた非常にボリュームのある二つの和音がこの演奏の全てを物語っていると言えます。アーノンクールやジンマンのように、アレルギーを引き起こすような過激な表現こそありませんが、速い楽章では短いフレージングとキリッと引き締まったリズム、それらを最大限に引き出す適切なテンポ設定。そう、このテンポ設定こそがヴァンスカのベートーヴェンにおいて非常に重要な役割を果たしていると思います。遅い楽章はと言うと…葬送行進曲は15分というタイミングが示すようにとても丁寧に歌い抜かれ、ヴァンスカの強い共感を表しています。6分前後、金管を伴って高らかに奏される部分も単に煩くなく、とても中身が濃い。ミネソタ管も非常に優秀です。ブラインドで聞いたら誰もアメリカのオケとは思わないでしょう。名演です。特筆すべきは極めて優秀な録音。

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    にわか音楽史家  |  千葉県  |  不明  |  26/May/2007

    当時の楽器が音域的に吹けなかったとの説は、現在は否定されていませんか?

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  • ★★★★★ 

    カバポチ  |  横浜市  |  不明  |  27/September/2006

    ヴァンスカは名前も知らなかったが、実に堂々とした朝比奈を彷彿とさせるような素晴らしいエロイカだ!ミネソタ管も初めて聴いたが、なかなか実力のあるオケだと思う。 「かばくん」ご指摘の、第1楽章終盤のペット失速は、残念!ハイティンクもヤルヴィも失速版を採用している。僕は宇野功芳氏の意見に賛成で、当時の楽器が音域的に吹けなかったからベートーヴェンがそう書いただけで、ペットの失速は感動を損ねる!

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  • ★★★★★ 

    かばくん  |  とちぎ  |  不明  |  26/July/2006

    前作にひきつづき正統的な演奏というほかない。しかし往年の名演とは一線を画す。テンポはひどく速くはないが巨匠風でもない。「英雄」冒頭の和音の短い打撃を聴けばわかるように、決して音色の重さで巨大さを表現することはなく、かといって忘我の熱演で迫力を生み出すわけでもなく、テクスチュアの構築を明らかにしていくことでベートーヴェンの巨大さを顕わにしていく。そこが正統的。ヴァイオリン対抗配置。1楽章終盤のペット失速あり。

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