Bernstein, Leonard (1918-1990)
[USED:Cond.A] Sym.3, Chichester Psalms: Bernstein / Nyp
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kuzu2001 | 東京都 | 不明 | 12/July/2012
バーンスタインが、多忙なニューヨークフィル在任中に完成した数少ない作品を並べた1枚。いずれの曲も、ヘブライ語を絡めた祈りをテキストに、激しいリズムと美しいメロディとが相まった感動的な声楽作品。特にナレーターをフィーチャーして、信仰と疑念との葛藤を綴るドラマティックな「カディッシュ」は、交響曲というより舞台作品に近い。信仰告白から迷いに転じ、再び信仰に回帰していくドラマの展開は、後の「ミサ」のプロットにつながる物がある。「カディッシュ」「ミサ」がいずれも故JFKにゆかりをもつ作品である点も、興味深い符合だ。 この時期、バーンスタインは事あるごとに「信仰の危機」に言及していた。アメリカがベトナム戦争にはまっていき、イスラエルも絶えることのない戦いの中に浸っている時代に、両国を祖国と感じ、キリスト教とユダヤ教の両方を理解していた彼が、この一連の作品群で訴えた切実なメッセージ「破壊から再創造・平和への願い」は、残念なことに、いまだ時代遅れになっていないのだ。広島平和コンサートでバーンスタイン自身が演奏してからさえもう四半世紀が過ぎたというのに。 この録音では「カディッシュ」のナレーターを、バーンスタインの伴侶であった女優のフェリシア・モンテアレグレが務めた。その劇的な語りの表情も印象的で、初演時期のエッジの立った激しいアピールにはあらがいがたいものがある。しかし、この曲の普遍的な説得力は。1977年の改訂版(イスラエルフィルとのDG録音)のほうが勝っているように私には思える。特に信仰の回復、神と共に再創造を行う決意を歌うクライマックスは、改訂版において、より人間性を感じさせる調性的に素朴な旋律に差し替えられ、マイケル・ウェイジャーの自然な語り口のおかげもあってはるかにわかりやすく感動的になっている。その意味で、私の中でこのニューヨークフィル盤は初演バージョンの記録であり、音楽を聞くのならイスラエルフィル盤だ。一般的にも、どちらをと聞かれたら、迷わず改訂版を勧めるであろう。0 people agree with this review
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