The Art of Dimitri Mitropoulos Live with the New York Philharmonic (19CD)
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かーる | 東京都 | 不明 | 22/September/2025
音質に関して、既にいくつかご意見が上がっている。 音質に対する感覚は個人差もあるし、ヒストリカルを聴き慣れてるか否かの差もあるかと思うが、個人的には決して悪くないと思う。 ミトロプーロス生誕100年の折に、熱烈なミトロプーロスファンがオーナーを務めるDiscantusというレーベルがニューヨーク・フィルやウィーン・フィル、ミネアポリス響とのライブ録音を大量にリリースしたが、その音質に比べると遥かに良好だ。 音源は恐らくはエアチェックだと思うが、ソースが異なるのだろうか?と思うほどだ(例えばマーラー)。 他方でDiscantusレーベルからリリースされていたのに、今回のこのBOXでは漏れている録音があるのは残念。 また曲目のリストがペラ紙1枚というのも残念すぎる。 表記も杜撰で、例えばフランクの交響的変奏曲のソリストは記載が無かったりする(ルービンシュタインのはず)。 とは言え、ミトロプーロスのライブ録音をこれほどまとまった形で、しかもかなり格安のお値段で聴けるのはありがたい。4 people agree with this review
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jin | 長野県 | 不明 | 28/August/2024
録音は悪いが演奏は良い、この一言に尽きます。ショーソンの交響曲という珍品をここまで聴かせてくれるのは貴重です。それとマーラーの3番や6番といった長大な曲がCD1枚に収録されているのも扱いやすくて助かります。ただマーラーの一連の交響曲はメモリーのBOXほ方が迫力があるかも(その分雑音も多め)。2 people agree with this review
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フォアグラ | 愛知県 | 不明 | 13/October/2022
ソニーのミトロプーロス・コンプリートBOXが出た時は本当に嬉しかったが、反面これだけではミトロプーロスの魅力の半分しか伝わらないなとも感じた。そこにスクリベンダムからニューヨーク・フィル・ライヴ集がまるで捕逸のように発売された。ソニーとのダブリは全くなくライヴのみというのもいい。ただこのライヴ集はラジオのリスナーがエアチェックしたもので、50年代の録音としてはドイツの放送録音と比べ格段に音質が落ちる。「世界の調和」なんてミトロプーロスにぴったりの曲だが、音が悪すぎ、フルトヴェングラーと並ぶくらいの名演らしい、という観測に近いものになってしまうのは残念で、はっきり言って半数は普通の鑑賞には耐えない。それでも残りで充分元が取れるのだ。最も音がいいのはCD7の「ペレアス」とヴォーン=ウィリアムズで演奏も最高。「ペレアス」は情念の灼熱地獄のような凄演、ヴォーン=ウィリアムズも激烈で圧倒される。終楽章になだれ込むところが録音者の都合でフェードアウトするのがほんとに惜しい。マーラーも幸い音は良好で大幅カットの3番を除きどれも傑出した演奏。感情の表出を最優先し、そのためには多少のアンサンブルの乱れも厭わないというミトロプーロスの芸術の真髄が聴ける。同内容の韓国レーベルのものが出ていたが、概ねスクリベンダムのほうが復刻はよい。「アルプス交響曲」など別音源かと思うくらい違う。あと、「エレクトラ」の演奏会形式上演は入れてほしかった。演奏も素晴らしく観客の熱狂も凄かったんだが、スクリベンダムはオペラに興味が薄いんだな。ヨーロッパ篇も是非期待したいところだ。11 people agree with this review
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