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Bach, Johann Sebastian (1685-1750)

CD Complete Keyboard Works Vol.6 -Well-tempered Clavier Book 1 : Benjamin Alard(Cemb)(3CD)

Complete Keyboard Works Vol.6 -Well-tempered Clavier Book 1 : Benjamin Alard(Cemb)(3CD)

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    うーつん  |  東京都  |  不明  |  20/May/2022

    鍵盤楽器の聖典を「before&after」で愉しめるのが最大のポイントであり、発見であろう。   クラヴィコードを演奏した1枚目では、息子の教育のために書き溜めた小曲の中に平均律クラヴィーア曲集第1巻の「芽」を見つけることができ、2〜3枚目のディスクではオーケストラの如き多彩な音とゴージャスな響きを持つ三段鍵盤機構のチェンバロで平均律第1巻の「果実」を聴かせてくれる新鮮な構成。   今年(2022年)に作曲300年の誕生日を迎える平均律第1巻を、できる過程・できた後で両方聴けるのは今までなかったのではなかろうか。しかもクラヴィコードとチェンバロの組み合わせ。聴いていて「バッハが自宅でクラヴィコードをかき鳴らし曲の構想を膨らませ、チェンバロでその成果・結論が演奏された」というようなバッハの作曲過程を垣間見る錯覚も感じられた。   第1番ハ長調BWV846から第24番BWV869を番号順に演奏せず彼独自のやり方で披露するのも新鮮そのもの。Disc2の第1曲目 BWV846からしてかなり意欲的なテンポで奏され、その様子はさながら噴水から水が勢いよく噴き出るような瑞々しさを感じ、曲順の変更も相まって「お、次はこれが来るのか!」「あ、この角を曲がるとこんな風景があらわれるのか」と愉しく曲を追うことができるのもうれしい。レジスターの操作なのか、発音・撥弦のバリエーションも豊富で、もともと豊かな響きのこの名器がパートに分かれて自由に歌ったり、おしゃべりをしているかのよう。   おそらく、今年あといくつか平均律第1巻がリリースされることだろう。当盤はその中に在っても、さらに過去のディスクと比較してもプログラミングの妙、使用楽器の音の良さと歴史的価値、演奏の充実さでひと際光彩を放ち続けるディスクであろうと思う。故に今まで同曲を多く聴いてきた方々にも満足を与え、知的好奇心をくすぐるものになるであろう。ぜひ聴いてみていただきたい。   蛇足ながら…つい先日、バンジャマン・アラールのチェンバロ・リサイタル(5月11日、浜離宮朝日ホール)も聴いてきた。白シャツにニットタイ、上品なオレンジ色のジャケットとこげ茶色のパンツというフランス人らしいしゃれた服装で登場し、フランス、イタリアなど様々な音楽文化を吸収し作られたバッハの曲たちをていねいに演奏する姿を見て、バッハの音楽と共にさらに成長していくであろう彼の才能に触れることができて嬉しくなったことも書き添えておきたい。   

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