[USED:Cond.S] Karl Bohm / Cologne RSO Live : Beethoven Symphony No.7, Brahms Symphony No.1, Dvorak Symphony No.9, Mozart Symphony No.29, etc (1976-80 Stere
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ROYCE | 神奈川県 | 不明 | 20/March/2017
ブラームスは引き締まった快速テンポの演奏で、これが本当に晩年のベームの演奏なのかと疑ってしまうほど。壮年期のこの指揮者の熱気あふれるライブ録音と 比べて遜色のない筋肉質の名演になっている。一方、最晩年の新世界はコントロールのたがが緩んでいて、2楽章では縦の線が合わない箇所があるなど、かなりくたびれたよれよれの演奏と言わざるを得ない。ブラームスでも感じられた電気的エコーの付加がこの曲ではかなり醜悪な結果をもたらしているのは大きな欠陥で、ヘッドフォンで聞いていると違和感があり過ぎて嫌になる。CD化に際して音質加工したのだろうが、余計なことをしてくれたと思う。このメーカーのマスタリングは 原音をいじり過ぎる傾向があるように感じていたが、このCDは特に不出来な部類になるだろう。5 people agree with this review
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千葉のアリアドネ | 千葉県 | 不明 | 04/January/2016
プライヴェート盤により熱心なベームファンには知る人も多かった演奏と言うが、私は未聴。我が家には正月2日に届いたが今年の初めを大きな感動に包んでくれた。正規盤として世に出してくれた全ての関係者に感謝したい。最も聴きたかったのは新世界。木管がオンにすぎ、ややざらつきも感じる録音だが、演奏の特徴をかえって鮮明にしているかもしれない。80年11月録音。翌年8月ベームは生涯を終えている。そうしたことが信じがたいほど気力の充実した、また強い「思い」を感じさせる演奏だ。1楽章冒頭から木管の強い表情、ティンパニの強打、えぐるような低弦の響き。2楽章はVPO盤も情感豊かな美しい演奏であったが、思いの深さでは当盤が上回る。確かにオケのコントロールは甘くなっているところがあるが、それを補って余りあるのが楽員たちの(演奏ミスも少々あるが)強い共感に満ちた大熱演である。彼らの思いなくしてこの堂々として格調高く、そして哀切極まりない名演は生まれなかったに違いない。彼らもまた、9月の来日を迎えた日本の聴衆と同じく、巨匠との演奏はこれが最後との想いがあったのであろうか。76年のブラームスとモーツァルト29番はそれぞれ日本公演の1年後、1年前にあたり演奏スタイルは非常によく似ている。ベームがまだまだ元気だったことを示す極めて充実した演奏で、VPOでなくてもベームがきちんと自分の音楽を展開していることを示す。むしろ互いに慣れているVPOでない分、自分が振らなくてはという意識があるのか、音楽の推進力という面では上まわっている感もある。録音はホールも違うせいかよく言えば柔らかい音になっている。78年のベートーヴェンは73年のバイエルン放響ライブと80年VPOライブ(ザルツブルク、東京)の中間の時期にあたり、テンポなども両者の真ん中に位置するが、私としては推進力の横溢した73年盤を推したい(4楽章終盤の追い込みが素晴らしい。映像だが64年インスブルックライブも是非ご覧いただきたい)。ベームの「新盤」が次々と「発掘」され、往時を知らないファンと一緒に巨匠の音楽に新たな思いで接することができるのは喜びに絶えない。75年1月30日のブラームス交2(BPO)、76年8月11日の英雄の生涯(SKDザルツブルクライブ)等、名演は知られているだけでもまだまだ沢山ある。是非今後も各社にリリースを続けていただきたい。18 people agree with this review
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