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Schubert (1797-1828)

CD Sym.5: Casals / Prades Festival O+string Quintet: Stern A.schneider Etc

Sym.5: Casals / Prades Festival O+string Quintet: Stern A.schneider Etc

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    一人のクラシックオールドファン  |  兵庫県  |  不明  |  12/April/2010

    本盤ではやはり弦楽五重奏曲が注目にあげられるでしょう。些か難しいとっつきの悪いこの曲をカザルス、スターン以下全五名の粒そろいのプレイヤーがリアルに演奏している事が演奏の醍醐味を味あわせいつの間にか曲の真ん中にいる自分に気がついた次第です。二名のヴァイオリン、一名のヴィオラ、そして二名のチェロと編成に特徴があるこの曲はチェロが割りと重要な重心に位置づけられてます。カザルスとトゥルトゥリエがスタイルとして合っているかは不問として・・・。第1楽章初めややゆったりした重々しいスタートから軽いやさしいテーマになりそれが形を変えて暫く続きほぼこの楽章を支配します。チェロも効いた烈しい遣り取りを経て最初の導きに帰った後最後は支配テーマで終わります。第2楽章、チェロのピチカートに乗って他の弦が夢見るように進みます、中間部気分が烈しくなりピチカートの進展は途絶えますがやがて再現されます。この楽章のテーマは第1楽章支配テーマの変形ではないでしょうか。この楽章では時々奏者の唸り声らしき物も聞こえます。第3楽章は初め烈しいのですが中間部はだるく所在なげな感じで時に悲劇性をちらつかせます。最終楽章は舞曲風・短調的な出だしなのですが転調しながら途中別の動機を挟みながら再びすっかり長調になつた舞曲で回復であります。最後手仕舞いあのモーツアルト交響曲第40番に聴こえるテーマを交えて力強いです。この楽章でも掛け声、唸り声が聞こえます。この曲・・・演奏タイムとしては@14’19A13’17B9’09C9’45と中々充実しており傑作でもあります。シューベルトはこの曲を書き終えた数ヶ月後に亡くなったのでは・・・?一方のPFOをカザルスが振っての交響曲第5番(@5’32A12’39B5’13C5’56)はより一層カザルス体臭が満ちており私がこの曲に抱く軽いイメージとは離れているのですが演奏の悦びを伝えてくれる盤であります。第2楽章がバランス上冗長に何回もテーマが繰り返されます。この辺りはシューベルト独特の世界ですがこの楽章に限らず曲全体で唸り声、掛け声が聞こえます。それはそれとして全体としては最高ランクにしたいですね。(タイムについては盤により多少異なる場合があります)

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