Bach, Johann Sebastian (1685-1750)
J.S.Bach : Sonatas & Partitas For Solo Violin Heifetz
Customer Reviews
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スナフキン | 東京都 | 不明 | 09/November/2009
速く弾くことと音楽とは関係ない。これは真実である。しかし、ある一定のテンポより速いテンポで弾いたとき、初めて聴こえてくる楽曲の構造がある。バッハの無伴奏は、そういった曲の典型ではないだろうか? この点、ハイフエッツの演奏は、通常の腕達者な演奏家の域を遥かに超え、素晴らしいテンポで弾き切っている。そしてそのテンポ故、他の演奏では絶対に感じとれない旋律、バッハの構想が浮かび上がってくる。 この演奏は、とかく議論を呼ぶ。ハイフエッツが一人になって初めて音楽に孤独に立ち向かった孤高の演奏か、あるいは彼にとっては技巧曲の延長だったのか。筆者の感想は実はその両極を10年周期で揺れ動いている。しかし、その揺れ動く中、一貫して感じられるのは、他のどの演奏からも感じ取れない、このハイフエッツのテンポゆえ浮かび上がってくる、バッハの考えた音楽の構造である。定評高いシェリングの安全運転からは伺いしれない骨格がここにある。こういった面では、ミルシュタインの一部の録音にも同じ意義を感じる。2 people agree with this review
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JSB | 東京 | 不明 | 24/December/2007
日本にはアンチハイフェッツが多い。小生もハイフェッツが常に最高の演奏をしているとは思わないが、彼のバッハは興味深いと思っている。ハイフェッツはアンコールではバッハの無伴奏を演奏することが多かったという。録音が1回しかないこと自体にはあまり意味はない。ハイフェッツのバッハを聴くと音楽の構成や対位法、和声などがはっきりわかり、余分なものをそぎ取った透明感のあるバッハが見えてくる。でも嫌いな方は無理して聴くことはないし説得される必要もない。4 people agree with this review
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SKD | 柏 | 不明 | 29/July/2007
ハイフェッツ嫌いの人に言わせれば、これはどうしようもない演奏ということだろうが、虚心坦懐で臨めば存在感のある演奏だと思う。世評に高いルーチンの演奏よりはるかに訴えるものが強い。3 people agree with this review
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