Chopin: Piano Sonatas No.2 & 3.Scherzo No.2.Etc.
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オットー | 長崎県 | 不明 | 09/December/2011
よく鳴らす人だと思う。とにかく威勢がいいし,はっちゃけてるショパンって感じである。テクニックも完璧だし非常に優秀な演奏家だと思う。もう少し欲を言えば,内面を磨いてほしい気がする。音色のカラーが常に平均的におさまってるあたり非常に惜しい。速いテンポのところは達者なのだが,ゆっくりと聞かせる部分では物足りなさを感じる。こういった部分をいかにしっとりと艶っぽく魅力的に聞かせるかが私のショパンの演奏のひとつの試金石になっているので,そういった点で残念ながら私の琴線に触れることはできなかったようである。禁欲的でベートーヴェン的なショパンだなあと思う。もっともっと危うい豊艶な美がほしいところである。それゆえに,達者な技巧が虚しく響くし,空回りしている感じが否めない。そういった点では是非ホロヴィッツを聞いていただきたいと思う(葬送ソナタのみだが)。新旧両盤とも葬送ソナタの中で最高の位置にある演奏だから。華麗なる大ポロネーズにしても,よく弾けているのだが,なんだろう,何かが足りない。香りだなあ。香りが足りない。コルトーやルービンシュタインを聞いてしまうともう後戻りできないといった感じだ。全体的によく弾けているし,文句はないのだが,欲を言えばこれだけいろいろ出てくる演奏である。しかし,ピアニストは,欲を言われてしまってはお終いでもある。言わさないぐらいのレベルじゃないとね。2 people agree with this review
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静流 | 福岡県 | 不明 | 09/September/2011
2番のソナタの第一楽章の第一主題、あいだに休符が挟まれるため、アルゲリッチのテンポで聴くと、息せき切っているように聞こえ、効果的。第二主題が盛り上がるところもダイナミックだ。展開部は一気に駆け抜け、爽快。2楽章のスケルツォも聴いていて気持ちが良い。トリオは叙情的で繊細だ。叙情的と言えば、第3楽章の中間部。それまで外に向かいがちだった音楽が、内向的な情緒を湛える。第4楽章、この楽章をコルトーは「墓の上を吹く風」と評した。アルゲリッチの全体の響きの中に一音一音を溶け込ませるような弾き方は、まさに風のようだ。 3番のソナタの第一楽章は流麗。しかし、冒頭の五つの音はしっかり強調してある。第二主題とのメリハリも利いている。展開部の前半、第一主題をもとに展開している部分では、アルゲリッチはここにクライマックスをもってきているのではないかと思わせる弾きぶり。第二楽章スケルツォでアルゲリッチは胸のすくようなテクニックで聴き手をあっと言わせる。相変わらず叙情的なトリオとの対比が素晴らしい。遅めのテンポでの第3楽章は瞑想的か。第四楽章はとてもスリリング。 アルゲリッチは、一見、自由奔放で感興の赴くままに、あるいは即興的に演奏しながらも、全体が一歩手前で破綻しないという驚くべきバランス感覚で大曲である二曲のソナタをまとめ上げている。 『アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ』のアンダンテ・スピアナートの部分はとても滑らかで、あたかも白鳥が水面を悠々と泳いでいるかのようだ。一転してポロネーズの部分はダイナミックであり、アルゲリッチらしくテンポも速めで、高音もきらめき、まさに「華麗」。その対比が素晴らしい。 スケルツォは全体的に大変流麗だが、歌うところは時間をかけてある。 アルゲリッチのショパンは変幻自在にその流れを変える、流麗な川の流れのような演奏だと思う。1 people agree with this review
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Kazu | 宮城 | 不明 | 03/December/2007
男勝りで、且つ繊細な技巧を駆使し、聞く者を引き付ける彼女らしい演奏です。 先走り的な所も見受けらレましたが、まぁ完璧な演奏でしょう。 ここに、アルゲリッチ有り、と言った一枚です。1 people agree with this review
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