たーさん  |  神奈川県  |  不明  |  26/July/2010

　この演奏に初めて接した時は高校生。大晦日にＮＨＫが放映した時だった。このころカイルベルトの評価はそれほど高くなかったように思う。夕食中でチラチラと目をやながらの聴き方だったせいか特別な高揚や耽溺もなく淡々と進行する印象の演奏だった。ところが，最後の音が消えたとたん，体のなかで何か大きなものがグラリと動いたような感じがした。この不思議な体験から「第九」が名曲だと悟った次第。星5つはそういう記憶の故かも。

 

風雷暴  |  横浜  |  不明  |  17/October/2002

訂正とお詫び：自分のチョンボで下記レビューを同シリーズのブラ1(KICC3030)に載せるべきところ、ジャケット写真の似ている当レビューに載せてしまいました。お詫びします。この第９は未聴です。

 

風雷暴  |  横浜  |  不明  |  23/August/2002

’68年当時だからこそかも知れないが、カイルベルトが創り上げたブラ1は現在の外タレ集団の必要性を何ら感じない。余程N響はシゴかれたのか、出だしから最後まで無骨で引き締まった文字通りドイツの伝統的なブラームスを何の衒いも違和感もなく再現した。カイルベルトのブラームスは定番と呼ぶに相応しい。音質もライブのハンデを感じさせず、オン気味で聴き応えあり。