Yasei No Shiko

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    上井翔太  |  神奈川県  |  不明  |  05/September/2009

    「官能と憂鬱」から、熱病へ。 菊地氏本人が体験した壊死性リンパ結節。この生死を彷徨った熱病にまつわる記憶を基盤に、ジャズ・ラテン・現代音楽を混ぜた作品。総合的テーマは、「熱帯」ではないだろうか。(言うまでもないが、細野晴臣氏のカヴァーも、彼のトロピカル三部作の中の作品の『はらいそ』からの楽曲である) 「菊地成孔とペペ・トルメント・アスカラール」名義では初のアルバムであり、第一期の編成では最後のアルバム。「ペペ・トルメント・アスカラール」とは、「砂糖漬けの伊達男による拷問」を意味しており、それはサウンドそのものを表している。 (※編成は、サックス・バンドネオン・ピアノ・ベース・ストリングス・ハープ・パーカッション) 盤もさることながら、ライナーもこの作品の一端を担っている。自身の熱病の描写が、リアルで幻想的で、そしてなにより読んでておもしろい。 病的に甘美な表現は健在であり、完全アコースティックなサウンドで展開される摩訶不思議なラテン・リズム・フィギュアは、ポスト・クラブと呼ばれるに相応しい極上の律動感。ホールにてこれを黙って座って聴いている聴衆の様は、それこそ拷問である。 熱帯のラウンジにて、南米文学でも読んでいるような気分になれる一枚。(本当は二枚組)

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