Bach, Johann Sebastian (1685-1750)
Goldberg Variations, etc : Michio Kobayashi(Cemb)(2020)(2CD)
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ピジョンバレー | 埼玉県 | 不明 | 03/August/2022
毎年12月に東京文化会館小ホールで開催される小林道夫氏のゴルドベルク変奏曲演奏会。昨年2021年の公演は小林氏が体調を崩されて中止となり、この8月に結果的に延期された形て開催される。本CDの演奏は中止となった昨年の前年の演奏であるが、とても端正で真摯な演奏だと思う。最近はピアノによる表情豊かな演奏に接することが多いが、チェンバロでのこの演奏はなつかしい、心が温まるものである。第25変奏もさらりとした味わいで人によっては物足りなさを感じるかも知れないが、筆者は、もたれない大変見通しの良い演奏として好印象をもった。 録音も大変鮮明であるが、編集がいただけない。曲間が無音なのである。不気味なまでの無音。ライブ録音を謳っているなら曲間の会場の空気感も演奏の一部として大切にして欲しいと強く感じた。曲目がゴルドベルクならばなおのこと、曲間の間合いも演奏の重要な要素といえる。編集者はセッション録音のような完成品を目指したのかもしれないが、アリア・ダ・カーポの後にはアンコールの曲名紹介をする小林氏の声を収めるためか拍手が収録されており、こうなると一貫性がない。星の減点はこれが理由。願わくば、曲間の会場ノイズをカットしない完全なライブ録音盤を出して欲しいと願う。0 people agree with this review
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うーつん | 東京都 | 不明 | 11/February/2022
50年(!)かけて醸し続けた吟醸ゴルトベルク。派手さはないが、実直に曲に向かい合ってきた氏の姿勢そのものが演奏に反映されているような気持ちで聴かせてもらった。 吟醸=素材を吟味し、丁寧に作り上げる…音楽で使うのは間違いかもしれない。しかし、一音一音をじっくりと吟味しつつ、慈しみながら、まるで今新たに発見しながら弾いているような演奏には「吟醸」がぴったり合うような気がした。 音は比較的大きくくっきり出てくる。装飾音をちりばめるより、音楽の自然な流れを壊さないようひとつひとつの音の重なりや構造に重点を置いて演奏しているように思えた。 2枚にまたがるのでディスク交換で少し間をとってしまうのは当初マイナスかなと思っていたが、第15変奏でじんわりと終わり、ディスクを入れ替えて2枚目冒頭第16変奏 Overtureで新鮮な空気が流れ込んでくると「これもアリだな」と思える。2枚組はこういった活かし方もあるのですね。 加えて、アンコール曲 BWV.699を紹介する時の、氏の声のなんと若々しいこと。若輩者の私が言うのもおこがましいが、ゴルトベルク変奏曲と共にすばらしい年輪を重ねてきた人物だからこその声と感じた。2 people agree with this review
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