The Planets: Karajan / Vpo
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織工 | 東京都 | 不明 | 09/June/2024
カラヤンが取り上げたことでブームをつくった曲は数多い。R.コルサコフ:シェエラザードやオネゲル:交響曲第2番、第3番「典礼風」などもそうだが、ウィーン・フィルとの蜜月時代に録音されたアダン:バレエ「ジゼル」やこの惑星などもその代表例。 ストラヴィンスキー的な激しいリズムの刻み方(火星)、壮麗なメロディアスの魅力(木星)にくわえて「ボリス・ゴドゥノフ」の戴冠式の場を連想させるような眩い管弦楽の饗宴も随所にあり、変化に富んだ曲づくりをここまで見事に、メリハリよく表現しきったカラヤンの実力には恐れ入る。このドラマティックで色彩感ある描写はウィーン・フィルの特質を最大限引き出したという意味でも大きな成果だろう。0 people agree with this review
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karajan fan | 北海道 | 不明 | 27/July/2011
この「惑星」はカラヤンがウィーン国立歌劇場のシェフ時代、付属バレエ団の演目として担当したもの。 カラヤンはシェフ時代にオペラ以外にバレエ公演でも何度かピットに入っている。 アルファベータ社から発刊されている「カラヤンとウィーン国立歌劇場」という写真集にその当時のスナップを見ることができる。 他の資料と合わせてみるとどうやらこの演目はカラヤンが選んだものでは無く、劇場側のようだが、公演日と録音日を比べると録音日の方が2か月ほど早いことが分かる。 また、同期間に「ジゼル」「くるみ割り人形」も一緒に録音していることは実に興味深い。 つまり、カラヤンはこの惑星を創作モダンバレエの伴奏として解釈し演奏している可能性が高いことだ。 現在では管弦楽曲の定番となったこの「惑星」であるが、この当時としてはバレエ音楽としてみなされていたのかもしれない。 バレエ組曲「惑星」という曲名でこの録音を聴いてみると、カラヤンがこの盤で表現したかったことが理解できる。5 people agree with this review
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かめ | 大阪府 | 不明 | 17/November/2009
約30年前に初めて自分で購入したLPがこれ。グラモフォンしか知らなかったところに「デッカ」を印象付けられた作品。子供心にも色物企画な演奏に聴こえた。天下のカラヤンがなんで「惑星」?ウィーンフィルのナメた態度も音に出てます。「惑星?なんだそりゃ。ま、1回だけならやったるわ」的演奏。ある意味変な思い入れもなく、スタジオミュージシャン的にまとまったとも言えるし、ウィーンフィルの芸の広さを見せたわけだし、カラヤンのオケやレーベルへのマネジメント手段といった政治的思惑もあったでしょう。でも異なるジャンルの楽曲を自分達のカラーで演りたおすオケの職人魂は見事。LPでもそうでしたがホール全体の鳴りがワンポイントで録音されておりまるで50年前のホールで聴くライブのような臨場感抜群。当時話題のメータ版と聴き比べて指揮者、オケによる仕上がりの違いも興味深くクラシックの楽しみを教わった大事な作品ですので無条件に褒めます。1 people agree with this review
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