Sym.3: P.j.marthe / European Po
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fossil | 埼玉県 | 不明 | 11/April/2017
まずジャケットが怪しい。 いかにも普通の演奏ではなさそうだが、果たして「期待以上」の極めて個性的な演奏だ。 数ある3番のバージョンを自在に紡ぎ、更に自ら手を加えたマルテ版はある意味あざとい程だが、マルテ自身が作曲家のためか強い説得力を放っている。 第1楽章は非常に遅く始まり巨大なスケールだが緩急のメリハリがあって緊張感が途切れない。基本は第3稿の様だが随所にマルテの手が加えられ、意表を突く。 第2楽章にはスケルツォが置かれているが、あまり聴けない第2稿のコーダが演奏されている。 続くアダージョはさながら第1稿の改訂版の趣を呈し、他の演奏では聴いたことのない新鮮な驚きがある。やはりテンポは遅く雄大で、ワグナーの主題が朗々と鳴らされる所は数々の第1稿の演奏の中でも最高の素晴らしさだ。 しかし思いがけずこの後にもうひとつの頂点がやって来る。 まさかここをこのような表現にしてしまう可能性があったとは、あまりの凄さに圧倒されてしまう。 このアダージョは全曲の白眉と言ってもいいと思う。 そしてフィナーレ。 全バージョンの共演+αといったところで、ここまで来るともう何があっても驚かないと言いたいが、やはり随所でのけ反るような大胆なアレンジが加えられる。 コーダで「もしやこう来るのでは」、と思っていたら正にその通りになった所があったが、まんまとマルテの術中にはまったようだ。 そして終結の見事な決めも素晴らしい。 確かにこれを最高の3番と呼ぶのは異端過ぎて些か躊躇するが、現在一番気に入っているのも確かだ。 2枚組で安くはないが、何回も繰り返し聴いているので1回しか聴かなかった廉価盤よりよほどCPは高い。 怪しいジャケットと価格を差し引いてもその魅力には大いに惹かれてしまう。0 people agree with this review
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