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CD Ansermet / Sro Decca Recordings1953-1967

Ansermet / Sro Decca Recordings1953-1967

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  • ★★★☆☆ 

    一人のクラシックオールドファン  |  兵庫県  |  不明  |  14/April/2012

    かつて「音の魔術師」として特にLP時代DECCA録音の良さも手伝って持てはやされたアンセルメ/SROコンビの演奏は話題も含め何故か採り上げられる機会が少なくなってもう久しいと感じております。本盤はこのコンビによる様々な管弦楽曲を入れ込んだ物で私も勿論全部を聴いているわけではありません。しかしこのバラエティに富んだ曲目から懐かしいサウンドが体感されアンセルメ/SROコンビが所謂歌劇・声楽物とは比較的ある距離を保ってレコーディングしていた理由が何となく分りますね(本盤にはダンコ(S)等出演の声楽曲も珍しく収録されているのに注目!)。私はこのコンビのバレエ音楽をLPで繰り返し聴いていましたが本盤収録曲では珍しい曲のレスピーギ「ロッシニアーナ」(1967年録音、演奏タイム@6’32A7’02B1’59C7’04)をチャイコフスキー組曲第3番(同年録音、タイム@9’32A5’46B4’39C17’40)とのカップリング盤で聴いています。第1曲「カプリとタオルミーナ」でのファンファーレ的なスタートからその色彩感が溢れシチリアーナ舞曲が親しみ感を増してくれます。重苦しい第2曲「なげきの歌」は様々な楽器の登場でレスピーギのオーケストレーション(元々はロッシーニの「老いの悪戯」からの24曲の特性的選抜曲をオーケストラ用に編曲したもの)が満喫出来ます。この第2曲・・・後段ヴァイオリンのソロが印象的で余韻を含みつつ〆ます。第3曲「間奏曲」は穏やかな夢の中にいる様で打楽器がチャイコフスキーのバレエ音楽を想起させたりします。最終第4曲「タランティラ」は最初つぶやく様なスタートで次第に活発化・・・途中落ち着きも見せ思い出風舞曲にもなり変化に富んだこの曲を閉じます。1967年と言えばアンセルメ84歳の最晩年期、にもかかわらず現在のオーケストラには味わえない瑞々しい香りが我々の世代では懐かしく感じられるのではないでしょうか。本盤収録曲は今私が書いた様なちょっとポピュラーではない曲が多くアンセルメ資料的な要素が窺えます。ベートーヴェン交響曲第4番(1958年録音、タイム@12’28A9’44B5’52C7’23)やシベリウス交響曲第4番(1963年録音、タイム@9’43A4’29B9’44C11’41)が聴き慣れたアンセルメ・レパートリーとしては珍しいので興味がわきますが当面OKランクから・・・。(タイムについては盤により多少異なる場合があります。) 

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  • ★★★★★ 

    パパ  |  日高  |  不明  |  15/December/2007

    30年前に買ったレコードの裏面に入っていた謝肉祭の管弦楽版が聞きたくて買いました。これを聞いていると、もともと管弦楽曲として作られたないかという気がしてきます。 その他の曲も、必ずしもポピュラーなものばかりではないので、初心者向けというよりマニア向けでしょうか。 CD2の3曲目は、「ペトルーシュカ」ではなくて、「プルチネッラ」です。これに期待して購入するとかなりがっかりします。

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