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Debussy (1862-1918)

CD Debussy: 12 Etudes.Elegie.Etc.

Debussy: 12 Etudes.Elegie.Etc.

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    つよしくん  |  東京都  |  不明  |  14/July/2012

    実に素晴らしい名演だ。本盤におさめられているのはベロフによる2度目のドビュッシーのピアノ作品全集の中から12の練習曲を軸として、「見つけ出された練習曲」、「エレジー」、「アルバムの頁」などの小品がおさめられているが、いずれ劣らぬ素晴らしい名演と高く評価したい。かつてベロフは、EMIにドビュッシーのピアノ作品全集を録音しており、当該演奏も、ベロフの今日の名声をいささかも傷つけることがない名演と言えるところだ。しかしながら、演奏の持つ内容の濃さ、そして楽曲の心眼に鋭く切り込んでいくような彫の深さ、そして各楽想を描き出していくに際してのきめの細かさにおいて、2度目の全集の各ピアノ曲の演奏は断然優れていると評価し得ると言える。こうした演奏の深化には、ベロフが、右手の故障を克服したことも大きく影響していると言えるのかもしれない。それにしても、何と言う美しい演奏であろうか。ドビュッシーのピアノ作品は、いかにも印象派とも言うべきフランス風の詩情溢れる豊かな情感、そして繊細とも言うべき色彩感などを含有しているが、ベロフはそれらを研ぎ澄まされたテクニックをベースとして、内容豊かに、そして格調の高さをいささかも失うことなく描き出している。表情の変転なども巧みに行っており、加えて、演奏の端々から漂ってくるフランス風の瀟洒な味わいには抗し難い魅力に満ち溢れていると言える。ドビュッシーのピアノ作品を得意としたピアニストには、ギーゼキングをはじめとして、フランソワ、ミケランジェリなどあまたの個性的なピアニストが存在している。それらはいずれも個性的な超名演を展開しており、こうした個性的という点においては、ベロフの演奏はいささか弱い点があると言えるのかもしれない。しかしながら、演奏内容の詩情豊かさ、彫の深さと言った点においては、ベロフによる演奏は、古今東西のピアニストによるドビュッシーのピアノ曲の名演の中でも、上位にランキングされる秀逸なものと評しても過言ではあるまい。いずれにしても、本盤におさめられた諸曲の演奏は、正にドビュッシーのピアノ曲演奏の理想像の具現化とも言うべき素晴らしい名演と高く評価したいと考える。そして、今般、かかるベロフによる素晴らしい名演がBlu-spec-CD化がなされたということは、本演奏の価値を再認識させるという意味においても大きな意義があると言える。ベロフによる研ぎ澄まされたピアノタッチが鮮明に再現されており、従来CD盤との音質の違いは歴然としたものがあると言えるところだ。いずれにしても、ベロフによる素晴らしい名演をBlu-spec-CDで味わうことができるのを大いに喜びたい。そして、可能であれば、シングルレイヤーによるSACD&SHM−CD化して欲しいと思っている聴き手は私だけではあるまい。

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    蝉の抜殻  |  神奈川県  |  不明  |  06/March/2010

    某本に、右手を故障して、かつての技巧を失っていると書かれていたが、「どこが?」と執筆者に聞きたい。細部の描きこみは旧録音を上回る。ただし奏法が相当違っているようで、旧録の聞き疲れする無理な打鍵(人によればこれはカミソリの切れ味のようなと評されたが)は聴かれない。この録音より細部が弾けている演奏は今のところボッファードとかオールソン、エマール、クルーガーあたりで、他の超絶技巧を売り物にしている連中の録音では話にならない。ベロフのドビュッシーは演奏効果が上がる曲が凄い。ただしドビュッシーの特徴である、中心和音とその音域を離れた不協和音の機能性には何故か無頓着。ベロフほどの技術で弾けば、中心和音と例の不協和音の存在は明確にわかる。でも意識的に描き分けてはいない。ベロフのドビュッシーが、演奏効果より構造に向かった曲ではもう一つに聴こえる理由だと思う(とはいっても相当にレベルの高い演奏で、不協和音の機能と構造の関係を聴こうとする私に問題があるのです)。余談ですが私は、ひのき饅頭氏のレビューに関心することが多いのですが、でもドビュッシーとバッハに関しては評価が甘すぎ?と思いますよ(笑)。

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