Symphony No.3, Le Carnaval des Animaux, etc : Charles Dutoit / Montreal Symphony Orchestra, Hurford(Org)etc
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一人のクラシックオールドファン | 兵庫県 | 不明 | 05/October/2010
この第3番交響曲は1982年(デュトワ46歳の頃・・・盤によっては1980年録音と表記しているものも・・・)のMSOを振っての演奏録音でもう約30年前の収録にも拘わらず音色はDECCA故かしっかりしたものでオルガンの機能音発揮を迫力はともかく十分捉えております。デュトワのレパートリーには所謂独墺交響曲が少なくともCD盤としては入っておらずサン・サーンス他フランス、ロシア系の管弦楽曲等に焦点を置いているようです。演奏タイムとしては@10’24+9’30A6’47+7’43とややアッサリ傾向? 演奏自体もこの交響曲につきまといがちな威圧感はなく全体明るめで洗練されたものとなっております。第1楽章前半のスタートは透明感があり息長い扱い・・・そして展開は少し足早な感じで特に弦が美しいです。表層的ではありますが音色は明るく音構成が明確。山場も明快・軽快ですね。この楽章後半でオルガン(別の録音によるモントリオールの聖ユスターシェ教会のオルガン)が出しゃばらず入ります。この後半章は循環式でゆっくり美しく流れます。その中でも高揚するシーンでは洒落た仕掛けも聴けます。第2楽章前半は前楽章後半と対照的にメリハリをつけピアノも入って活きいき感が満ちます。余談ですが私などはこの第2楽章前半の音楽を聴くと昔TVニュースのバック音楽を連想します。移行節も簡単アッサリで後半への予感を告げるように静かに弦主体に流れ後半に突入。オルガンの宣誓後コラール風を経てデュトワのカラー・色彩感がどぎつくなく展開され結構重心は低く運ばれます。そしてクライマックスへ一途、各節はテンポ速めにコーダもティンパニーを交えて・・・、オルガンは普通に引っ張ります。ハーフォードのオルガンは明快かつ清潔な感じがしました。1980年録音の「死の舞踏」(オーケストラPHO、タイム7’05)及び「動物の謝肉祭」(オーケストラLS、タイム22’21)もデュトワの色彩感が生きた演奏となっています。最高ランクにしておきます。(タイムについては盤により多少異なる場合があります。)1 people agree with this review
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kura-ota | 不明 | 不明 | 25/April/2009
デュトワ/モントリオール響のコンビがある程度の録音こなして、落着きはじめた頃に録音された交響曲と、同コンビがまだ初期段階で試行錯誤していた頃の謝肉祭である。交響曲の方は全体に速めのすっきりとしたテンポで進む。第2楽章1部でのピアノは圧巻である。オルガンは特にピックアップされていて、2部ではオケからくっきりと浮かび上がる。謝肉祭の方は「亀」、「水族館」の表現が印象的でハマっていると思う。「ピアニスト」ではデジタル初期録音の技術的限界を感じる。0 people agree with this review
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