土偶を読む 130年間解かれなかった縄文神話の謎
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アーチ | 東京都 | 不明 | 04/October/2022
2022年6月、世界遺産となった三内丸山遺跡の説明を聴いた際、講師が土偶に関して、最近話題になっている本があるがあれも確証はないと見下したような態度をとっていたのが気になり、調べてみてこの本に行き当たった。 出版されたのは2021年4月25日で、私が読んだ本が5月15日の2刷なので、世間で評判を呼んだらしいことがわかる。 考古学者ではない著者が、土偶が何を象ったものなのかに関して考察した本で、読み始めの頃こそ半分眉唾で読んでいたのだが、最後はこれこそ「定説」になるべき考え方だと納得した。 「ハイバックチェア」にもたれかかりながら思考したとか、「アシスタント」に試食させたとか、わざと専門家から反感を買われそうな書き方をしているのではと思われる部分もあったが、その研究態度は真摯で、机の前で思考するだけでなく、土偶が発掘された現場に足を運んだり、貝の採取やサトイモの飼育を実際行って検証するなどの地道な努力が成果に結びついた。 「おわりに」にあるように、著者が研究成果を縄文研究者たちに見せたところ、大半が「コメントしようとせず」、中には「世に出ないように画策する者まで現れた」という。これは土偶研究の世界にとどまらない、「官僚化したアカデミズムによる知性の矮小化」という学問世界の体質で、この書はそれに挑戦した画期的なものであると興味深く読んだ。0 people agree with this review
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