フリー自伝 アシッド・フォー・ザ・チルドレン
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hikari | 埼玉県 | 不明 | 22/June/2021
海外のミュージシャンの伝記・自伝というのは大抵両親や下手すると祖母祖父の生い立ちから始まる事が多い 昔は「何で本人でなく親の生い立ちから書く必要が!?」とあほみたいに考え、我慢できずにその部分を飛ばしてしまったりしていたのですが、今では「自分のルーツ」をまず示す必要があったからだったんだなと理解できるようになりました フリーはオーストラリア生まれですが、オーストラリアの原住民の子孫ではないので、祖先は他の国から移住してきました それが祖父、祖母の時代だったので、この自伝も祖父や祖母の話から始まっています 父方の母はアイルランド移民の酒飲みで、父はとても厳格で決められたことから逸脱することを罪悪だと思うようなカタブツ。 そして母親は自由人という両極端な家庭から生まれたというエピソードはとても彼らしいなと思いました その両極端な両親の離婚、継父との関係など全てが現在のフリーの音楽に繋がっているんだなと思いました (現在の実父とのエピソードはなかなかに感動的です) そんなわけで直接バンドと関係ない生い立ちの部分を読むのは割と好きな私なのですが、だからと言ってバンドのキャリアについて自伝で殆ど触れないのはどうかと思いました とはいえ、多分この本が売れたら出版社が続きを書けとせっついてくれると思うので、バンドのことが読みたい人も買って続巻を待つのがいいと思います0 people agree with this review
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