Complete Piano Sonatas, Diabelli Variations : Daniel Barenboim(P)(2020)(13CD)
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せごびー | 愛知県 | 不明 | 01/January/2023
歌といったものではなく、あらゆる表現で語っていますね。ベートーヴェンが言いたかったことを代弁しているかのようです。喜怒哀楽におさまりきらない人間のあらゆる感情表現があり、感情の起伏過程や表情とは裏腹な思いまで滲み出ています。しかも決して計算されたものではなく、ベートーヴェンの楽譜、音符、音楽を自らと一体化させたうえで一曲一曲にすべてを込めていくような表現が素晴らしいです。感動や心満たされるといった言葉とも違う、ベートーヴェンの強烈な人間的感情と表現せずにはいられない思いに圧倒されたような感覚です。音楽の芸術性を強く感じますし、音楽において上手いことが必ずしも芸術性に貢献するわけではないことまで突きつけられます。バレンボイムが指揮に転向したのもよくわかります。2 people agree with this review
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Schonefeld | 奈良県 | 不明 | 07/March/2021
何度目の録音? 何度演奏しているのでしょうか? ウィーンでの連続演奏会の一部を聴きましたが 枯れることのない演奏能力と作品への共感が生み出した演奏に賛辞です 彼のベートーヴェンはすべて聴いてみてほしいものです3 people agree with this review
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うーつん | 東京都 | 不明 | 04/December/2020
コロナ禍で世界中が活動の制限をかけられる中で、その時間をいかに有意義に使うかがとりざたされてきた。そう考えるとバレンボイムの当全集は、その究極の活用となるのだろうか。 全曲を聴いてきてまず感じたのは「ベートーヴェンの大河小説」。徳川家康や宮本武蔵、坂本龍馬などの数巻〜十数巻におよぶ小説を読むかのようにベートーヴェンの一生を俯瞰したような印象で聴いた。というのもある曲だけとみに力が入った演奏にならず、初期から後期まで(良い意味で)平均的な力で弾きとおしているように思えるのだ。もちろん力が抜けたということではない。有名曲に極度に力を入れすぎず32曲をひとつの塊として各曲に均等に役割とメッセージを持たせているように思えるのだ。小説でもある一部分だけ力が入りすぎていると他が色褪せてつまらなく感じることがある。逆に各時代それぞれの生きざまをきちんと辿るように書いてあると全体を読み通せるのと似ている気がする。 演奏のスタイルとしては「時代考証第一」の考え方には捉われず、かと言って「往年の巨匠風」のやりたい放題とも距離を置く。神経質に細かくテンポや強弱や揺らしをかけず、自身の道を歩む、1本の太い柱のようなどっしりした安定感をもって、あくまで「バレンボイム節で丹念に語る」といった感想を持った。 ベートーヴェンの交響曲も協奏曲もオペラも室内楽も全て演ったり振ってきた彼だからこそ掴んだ「ベートーヴェンの道程」を一気呵成に、しかし雑にならぬように弾きこんだバレンボイムの「回答」が聴けるディスクだと思う。そこに「ディアベリ変奏曲」が付き、若き日の演奏がオマケで付くのだから恐れ入る。これだけ入って(輸入盤の会員価格で)7000円前後! STAY HOMEでコロナ禍から身を守るときにこれだけのディスクがあれば困ることはなかろう。 おすすめです。6 people agree with this review
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てつ | 東京都 | 不明 | 07/November/2020
これはバレンボイムのみに許された贅沢ではないだろうか。そもそも、ベートーヴェンの全集を5回もリリースする演奏家なんて空前絶後である。長いキャリア、演奏のクオリティ、そして市場価値の3つが揃わないとこんな事ありえないし、それだけでもバレンボイムは称賛に値する素晴らしいピアニストである。さて、このディスク、最近の彼の指揮同様にややゆっくり目のテンポで細部を浮き彫りにする演奏と思う。特に重視しているのは弱音と中低音域。弱音については例え楽譜がp→f→pという指定であっても、音楽の流れ上pで通したり、バレンボイムなりの解釈を徹底している。また熱情の冒頭などは、中低音を重視して、沈み込むような独特の世界を構築しているし、テレーゼの冒頭など、その丁寧な慈愛溢れる音に惹かれた。このアプローチが全曲を通し味わい深さを醸し出している。私は現在のバレンボイムの境地が感じられてとても好ましく思える。ところが、これを機に彼の過去の録音を聞いたところ、このディスクは過去の演奏と決別している事に気付いた。彼の録音、60年台のEMIは「若気の表現意欲」80年代のDGは「類稀な明晰さ」そして2000年代のデッカは「雄大なスケール感」がウリであり、その年代に応じてバレンボイムの表現が変遷していたことがよくわかる(もう一つのDVDからの全集は未聴)。それらを聞いた上で今回の全集を聞くと、明らかに粒立ちの良い高音域を捨て、中低域中心の表現にシフトしている。特に80年代の全集と比較するとそれは歴然である。ハンマークラヴィーアの冒頭など落ち着きすぎているような感がある。極端な言い方をすると超高域カットの録音を聞いているような気になる。その意味で本当に今回の全集は「いぶし銀」というべきものであり、このピアニズムの是非については正直私にはよくわからない。こういう表現が「アリ」なのか専門家の意見を聞きたいとすら思う。それでも私はこの全集が好きだが、賛否はあるやもしれない。もし私がピアニストで、生涯に一度の全集録音しか許されないなら、今回のような演奏はしないだろう。もっと自分の技巧と曲の良さを両立するさせるために努力を払う。でも、バレンボイム はとっくにそんな事やり尽くしている。だからこの全集は、この表現を目指した段階で、バレンボイムにしかできない演奏である。過去があるから、明確にそれとは違うものを目指したのである。やはり私は、その割り切りができる事自体が贅沢ではないか、と思っている。11 people agree with this review
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MacMatz | 愛知県 | 不明 | 06/November/2020
最初に13枚組の後ろの方から取り出したらハンマークラビィアだったので聴き出した。 何だか下手くそで3楽章ではミスタッチらしき箇所もある。 バレンボイムも衰えたかな? 次の盤は悲愴やワルトシュタイン、熱情等が入ってる。 これも何だか今一で演奏がギクシャクしてる。 録音も貧相に聴こえる。 ここでハタと気が付いた。 これは59年にウエストミンスターに吹き込んだ若き日の演奏。 確かLPで持ってて、まだ何処かにあるはず。 もう少し良い音だった気がする。 新録音は番号順に入ってるのに気が付いて、28、29番を聴いてみたら、先ず良い音で一安心。 演奏はテンポが自由に変化して、自分の弾きたい様に、思い通りに弾いている様が伝わってくる。 これは最近の正確さを失わない、例えばポリーニはまだその代表に留まっていると思うが、律儀な演奏よりは自由さが目立つ。 28番の終楽章などは大団円。 で肝心のハンマークラビィアは? やはり立派でした。 往年のヴィルティオーゾの様? でもそれとは矢張り異なる、自由さと丁寧さが同居した、全体では堂々とした演奏で、あまりピアノではこういうのは無かったかと聴いているうちに思えてきた。 この感覚は? そう最近改めて聴き直してみたクレンペラー の演奏に、何処か底の方で共通する何かを感じる。 同じユダヤの血? という訳では無いだろうけど。 コロナの自粛で集中して録音出来たのが良い方向に? 何はともあれ、他の曲も面白く聴けそうです。 でも中身が分かりにくいインナーのデザインはやはり? まあバーゲン価格と相殺して良しとしましょうか。1 people agree with this review
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