Mariss Jansons / The Oslo Years (21CD+5DVD)
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林檎太郎 | 長野県 | 不明 | 20/July/2025
マリス・ヤンソンスのオスロ時代の録音は、彼の人生と音楽性の変遷を象徴する重要な位置を占める。レニングラード時代には、ソ連体制下の緊張と苦悩が音楽の鋭さと深みを生み出し、指揮台での彼は笑みを見せず、音楽の本質をえぐり取ろうとする強烈な情熱を発揮していた。しかし、西側への移籍後は、民主的で温かな人間関係の中で音楽を紡ぐようになり、晩年は持病も影響して音楽の緊張感がやや後退。オーケストラとの調和や幸福感が増す一方で、音楽的な踏み込みや切迫感は薄れ、結果として「予定調和的」な響きが強まった印象を与えた。こうした変化のなかで、オスロ時代の録音は、レニングラードの鋭利さと西側の円熟との中間地点として、最も緊張感と情熱が高次に融合した貴重な音楽遺産である。ヤンソンスの人生における苦悩と幸福、芸術的な激闘と安らぎが交錯する瞬間を記録し、彼の真価を知るうえで欠かせない核心的な証言といえる。0 people agree with this review
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かめちゃん | 岡山県 | 不明 | 17/January/2024
恥ずかしながらヤンソンスをCDで聴くのは多分初めてです。 単純にヤンソンスを聴いてみようとこのサイトを探してお得そうなので購入した次第です。とにかく楽しい!明るくて賑やかで、かといって野太い音、ヤンソンスをもっと早く知れば良かったと少し反省。私のお気に入りはスヴェンセンの交響曲(初めて聴いた)とサン=サーンスの交響曲。サン=サーンスはオルガンの音量が極端に大きい(編集?)がこれはこれで好きです。 1枚目からマラソンで聴き終わりました。楽しく幸せなBOXでした。0 people agree with this review
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jin | 長野県 | 不明 | 08/October/2021
21枚のCDのBOXに、ライブが収録されたDVDが、しかも5枚!失礼ながら損得動機で購入しました。演奏は、このコンビの演奏をお好きな方もいらっしゃるようですが中庸と言えば良いのでしょうか?特に表現が見当たりません。またご褒美のDVD5枚の映像ですが、さすがに現代では古さが気になる品質です。意外だったのは相性抜群だと言われているヤンソンスとオスロフィルの演奏が、割と他人行儀なような、少なくとも親密な関係には見えなかったことです。実際はわかりませんが映像観ていてそう感じました。6 people agree with this review
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Papachan | 北海道 | 不明 | 27/March/2021
ヤンソンスを聴くならオスロ・フィルに限る、というのが私の持論です。徹底して鍛え上げられた鋭利なアンサンブルと、そこから生み出される透徹した響きは、この時代のものとしては天下無敵でしょう。スヴェンセンの交響曲1番は間違いなくこの曲のベストの演奏。グリーグに交響曲を断念させたこの曲の真の魅力は、この演奏でなければわからないでしょう。そして、何といっても初発売というDVDが聴きものです。「エロイカ」やフランクの交響曲、「ツァラ」など、CDでは聴けない曲の名演奏が味わえます。画像からはオスロ・フィルが、全幅の信頼をこの指揮者に寄せているのが伝わってきます。なぜか同じヤンソンスがバイエルンやコンセルトヘボウを指揮しても、余裕綽々の平凡な演奏にしかならず、オスロでの魅力はまったく感じられないのです。このEMI録音(例によって録音が悪いのが残念)だけでなく、このコンビにはChandosのチャイコフスキー交響曲全集やマーラー「復活」、SIMAXのブラームス交響曲全集などの名演がたくさん残されています。それが廃盤として埋もれてしまわないことを願います。大学時代に腰が抜けるほど感動したグリーグの管弦楽曲集はNKFレーベルで入手困難ですが、ぜひCDでの復刻を願いたいものです。12 people agree with this review
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ken | 京都府 | 不明 | 28/February/2021
オスロフィルの透き通った好演。もう少し厚みがあれば☆5つです。ヤンソンスは安心して聴けます。紅茶を飲みながら午前中に聴きたくなるいい音楽です。ヤンソンスさんありがとう。4 people agree with this review
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