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CD Samson Francois / Complete Recordings (54CD+DVD)

Samson Francois / Complete Recordings (54CD+DVD)

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  • ★★★★★ 

    とねりこ  |  北海道  |  不明  |  25/February/2024

    フランソワだってこれくらいの量の録音を残しても当然であろう。何を驚くことがあるのか。さてこのBOXだが、この度は廃盤になる前に思い切って購入した。最近、BOXもののリリースもネタ切れと見えて、どうしても欲しいものが出てこなくなった。フランソワといえば、すでに彼のドビュッシー、ラヴェル、ショパンの演奏を持っているが、作曲家別にまとめられた小さな箱ものは便利なので、ダブっても手持ちのCDは処分しないことにした。演奏が破綻しているとか、技術的にどうとか言われるフランソワだが、そんな声があるにも拘わらず、今もこうして根強い人気を保っているのはなぜだろうか。クラシック・ファンは往年の名演奏家に加え、ポリーニ、アルゲリッチといった天才的才能に並ぶ、または超える演奏家を長く待望したが、結局現れなかった。若手・新人のピアニストはそこそこ技術は持っていても、聴く者を魅き付けうならせる「何か」をまったく持ち合わせていない。フランソワが今も愛されるのは、技術的に問題があってもその演奏に明確な人間性というか、聴く者を引きつける説明のつかない魅力を持っているからであろう。今の若手・新人にそんなものを持ち合わせている演奏家は一人もおらず、これからも出てこないだろう。待つだけムダである。もはやわれわれは過去の巨匠・名演奏家の録音を聴くことでしか、感動は得られないことは明らかになった。ついでに言うと現在は、大指揮者の不在、輝く才能を持つ演奏家の不在、ピリオド楽器による貧弱で観賞価値のないオケ演奏の流行、安易にピアソラなんぞに走る堕落した演奏家たち。まったく嘆かわしい。かつて「ジャズは死んだか」という論争があったが、それになぞらえば今や「クラシックは死んだ」と言わざるを得ない。

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  • ★★★★★ 

    ミカ  |  愛知県  |  不明  |  22/January/2022

    唯一無二の財産

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  • ★★★★★ 

    ハッチ  |  愛知県  |  不明  |  21/March/2021

    フランスを代表するデカダンなピアニスト。 天才に属するフランソワのショパンは繊細にして美しい。

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  • ★★★★★ 

    Verdi  |  神奈川県  |  不明  |  26/February/2021

    まず、そもそも、フランソワのCDが54枚もある、というのがある意味驚きでもある。考えてみれば、昔から人口に膾炙しているショパン、ドビュッシー、ラヴェル、まぁこれで15枚くらいは元々あるのだとは思うけれども、その他にも実に多様な録音があり、勿論再録もあり。 フランソワといえば一種無頼派のような、破綻を来たしたピアニスト、という印象もあって、なので、これほどに活躍していたのか、というのもこのセットを通じて改めて思い起こされることではある。

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  • ★★★★★ 

    maruno  |  兵庫県  |  不明  |  23/December/2020

     ほぼ録音年代順になっている。だからCD1は40年代が含まれている。録音も良いとは言えない。でも、これからして壮絶の一語につきる。ショパンのバラード1番から始まるのだが、いきなりこれが凄い。開始第1音から縛り付けられた。微動だにできない。やがて音楽はエチュード、プレリュードと続く。そしてラヴェルの夜のガスパール・スカルヴォだ。ただただ圧倒されるばかりしかない。  そもそも40年程前に高校1年生の秋、お粗末なラジカセでFMで録ったドビュッシー前奏曲Tを毎日毎日聞きかじったのがフランソワのステレオ録音盤だった。この曲集はミシェル・ベロフ・19歳の録音LPのライナー・ノーツにあったように、決して曲名から彷彿とさせる風景の描写的なものでは無く、作曲者の複数の意図が多重に同時展開された極めて高度な作品である。フランソワがそれを意識しているのかは、僕にはわからない。ただこのピアニスト、徹頭徹尾フランス・シャンソンの歌心であり、一方、自らの溢れんばかりにほとばしるインスピレーションに華麗で繊細、かつ、豪快に身を委ね、それに基づく解釈を譜面と昇華させた音楽を我々に届けてくれるのだ。そういうドビュッシーなのだ。そして僕は、そのフランソワ盤に帰ってくる。今も、帰ってくる。僕の心の中で、最後はこのフランソワのドビュッシーなのだ。 @リスト、ハンガリー狂詩曲が秀逸。もしかすると、本家と言われたシフラよりも良いかもしれない。 Aラヴェルのスカルヴォは47年,57年と、67年,70年(フランス・ノアン=ヴィック ライブ)がある。前2つが一つのピーク。このテンポ感は恐るべしという他はない。また後ろ2つは作品へのアプローチが大きく変っていて、その聞き比べがとても楽しい。もちろん、甲乙を付け難いのはいうまでもない。 Bある方のレビューにもあるとおり、この全集の目玉はいくつものライブ録音。特にシューマンには唸らされた。レビューのその方が書いておられる通り、全く同感です。なお東京ライブ等、録音がよろしくない点、差し引いて聴く必要あり。 Cショパンのマズルカ、ワルツ、エチュード、スケルツォ、バラード等、全集になっているが、どれをとっても華麗で繊細かつ豪快と先に述べたこのピアニストのすべてが全開となっている。そして多くが何度も複数回録音されているので、聞き比べていくと、このピアニストの一貫性と変遷がよくわかってとても楽しい。 Dプロコフィエフの協奏曲3番はクリュイタンスとロヴィツキと二度録音されているが、僕はロビツキ盤に軍配。 Eリストの協奏曲が凄いので、ぜひ一聴して欲しい。まさに豪快かつ繊細とはこのことだ。旧録、新録共に良し。甲乙付け難し。 Fショパンの即興曲1番が秀逸。何度でも何度でも聴けるし、実際、僕が最も多くリプレイしている一曲。いくつかの録音があるが、どれも大変良い。 Gこのピアニストが嫌っていたというベートーヴェンを悲愴・月光・熱情に限って1度だけ録音しているが、これを聴けるのが当全集の目玉の一つだろう。 H作曲家フランソワの協奏曲が聴ける。また耳にしたことのない人がほとんどであろう作曲家の協奏的作品もある。これが結構いい曲ばかりで、その楽しみもある。 Iクリュイタンスとやったラヴェルの2つの協奏曲はかなり有名だね。僕にとってこの左手協奏曲が迷うこと無くナンバー1なのだ。猛烈にピアニステックでヴィルトゥオーゾ丸出しの曲なのに、カデンツァに入る当たりでほのかに暖かい南フランスの空気が香ってくる幻影を、僕は見た。この点で、他の追随を許さない。 Jステレオでドビュッシーのエチュードが何曲か録音されている。これがまた凄いのだ。なぜなら、この曲がこんなにロマンテックなものだとは、これを聴くまでは全く知らなかったからだ。ドビュッシーのエチュードってこんなにいい曲だったんだ、と思える。このピアニストの死で中断したドビュッシー全集の中のものだろう。未完に終わったのが本当に残念。

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  • ★★★★☆ 

    ぬぬぬ  |  不明  |  不明  |  20/October/2020

    昔の黒箱36枚組を持っていながら、DVDと新出ライヴ以外ダブり買いとわかっていて買い。全部を聴き比べた訳ではないが、マスタリングの音は前とほぼ同じに聴こえ、オリジャケで枚数が増えたので、容積は昔のちょうど二倍。先日のデッカのバックハウス箱とほぼ同じ。ただ、リヒテル箱仕様と同じくオリジャケの裏に曲と時間が書いている様態で、BMGソニーのオリジャケ箱より何か品格を感じなく、持っていてうれしい感がイマイチ。それにEMIの看板アーティストとして頑張ったフランソワの顔にあのエラートのシグマのマークは、デッカ印のブレンデル同様違和感バリバリ。オリジャケで時代順になったため、たとえばショパンを系統的に聴こうと思っても探すのが面倒臭いし。演奏は好きな人しか好きになれない特徴的演奏なものの、独創性は五つ星だが、装丁の総合的なことを考えると、昔の箱と日生劇場単品を持っている人は、新出をよほど聴きたくならない限り、ダブり覚悟で手を出すほどでもない感じがする。フランソワまとめてを持ってない方なら、ガサばる欠点を除けば超お薦めだが。

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  • ★★★★★ 

    せごびあ  |  愛知県  |  不明  |  09/August/2020

    フランソワは大変な人気のようで既にいろいろな形で発売されており、オリジナルジャケット仕様とはいえ多くの方にとってダブりの山となることでしょうから大いに迷われることでしょう。しかしオリジナルジャケット仕様で54枚/1万円という価格設定は他レーベルと比較すれば良心的なほうではないでしょうか。この酔っ払い演奏は万人うけするものではないでしょうし、むしろ現代の高度な技巧に慣れたビギナーには少々わかりにくいものかもしれませんが、気長に付き合ってみることをおすすめします。

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