Comp.string Quartets: Vermeer Q
Customer Reviews
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つよしくん | 東京都 | 不明 | 13/July/2010
バルトークの6曲の弦楽四重奏曲は、ベートーヴェンが作曲した16曲の弦楽四重奏曲にも匹敵する殊玉の傑作である。必ずしも親しみやすい作品とは言えないが、自ら足を運んで採取したハンガリーの民謡などを高い次元で昇華させて効果的に活用するとともに、前衛的な作風をも盛り込んでおり、弦楽四重奏曲という形式の可能性を最大限に発揮させた、非常に充実した内容を誇る音楽であると言える。作曲年代が、バルトークの初期から後期へと多岐に渡っている点も、ベートーヴェンのそれと同様である。これだけの傑作だけに、これまで様々な弦楽四重奏団によって数多くの録音がなされてきたが、本盤のフェルメール四重奏団による演奏も素晴らしい名演であると高く評価したい。演奏の特徴を一言で言えば、非常にわかりやすい明快な演奏と言えるのではなかろうか。もちろん、だからと言って明快さ一辺倒ではなく、緩徐楽章などにおける悲劇的な表情にもいささかの不足も感じられないが、どこをとっても曖昧模糊な感じがしないのが素晴らしい。正に、バルトークがスコアに記した複雑な音型を完璧に表現している点が見事だ。録音も非常に鮮明であり、ナクソスならではの低価格を考慮すれば、費用対効果の観点からも、本盤の価値は相当に高いものと言える。5 people agree with this review
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AUSNAHME | 宝塚市 | 不明 | 26/May/2008
ひのき饅頭さんのご指摘の通り、桁外れな情報量のCDだと思います。およそ気分とか即興性とかに無関係な、計算され尽くした演奏で、細部に至るまで実に丁寧に表現されています。その分聴き手にも息詰まる緊迫感を強いる演奏ですが、決して飽きることはありません。これほどの質の演奏を成し遂げるにには、一流の団体をもってしても、大変な研究と練習量を必要としたことでしょう。彼らの熱意とバルトークへの愛情に敬意を表したいです。3 people agree with this review
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某団体弦楽器奏者 | 関東 | 不明 | 11/March/2008
他の録音、どれでもいい。比較してみると一目瞭然だが、描きこみ量で圧倒的に差をつけている。ヴァントの演奏が、メジャーばかり聴いている人達が最初の頃「音が並べてアルだけ?」と誤解されたのと良く似ている。失礼を承知で指摘する。相当に聴きこまれているファンでなければ、これは単調な音の集まりとしか感じないだろう。クラシックの録音には、聴いてすぐにわかるレベルと、聴くほうにも訓練を要求するレベルのものがあることは知っておいても損はしない。意識的に聴きこむことを薦める。2 people agree with this review
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ラジオデイズ | 九島 | 不明 | 09/October/2006
西欧の団体なら無調でも和声的か旋律的な音階の色付けをするが、フェルメールはピッチのスケールをかなり厳密に仕掛けてくる。そのため相当に厳しい音になっている。民族音楽にヒント得た和音構成や旋法、リズムの応用が、まるで文化人類学者の構造主義者がサンプリングしたかのように明確に提示される。これほど丁寧な録音はもうナクソス以外では無理なのかも知れない。基本的に本流の呼吸で突き詰められた、全ての音へ明確な意味づけを試みて、ギリギリまで弾き込んだ演奏。やりすぎと思う人がいても不思議でないほど徹底して描きこんでいる。5 people agree with this review
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火へんに華 | 千葉 | 不明 | 30/July/2006
最近のナクソスの切り込み隊長的な録音。バルトークの弦楽四重奏は夏にぴったりだと思う。蒸し暑い日に聴くと清涼感を覚える。傑作であるのは疑いないのだけれど、意外にというか、ディスコグラフィは名盤揃いというわけではない。手に入る限りにいろいろと聴いてきたけれど、よく聴くものはわずかしかない。新しい録音ではこのフェルメールSQのものがすばらしく、私に助言を求める人に推薦することにしている。分析的といっても発表会のノリにならず、えげつないまでのデュナーミクがいい。録音も適度な残響成分があり心地良い。2 people agree with this review
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バルディオス | 夕方町 | 不明 | 30/October/2005
ほんとに良かった。これは凄い。でもバルトークの無調部分のピッチは固定したほうがいいのか、それとも状況に合わせて微妙に揺れ動いたほうがいいのか、どうなんだろうか?この演奏ぐらい徹底して、かつ揺れる演奏はないのだろうか?ゾクゾクしてきた。1 people agree with this review
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ひのき饅頭 | 愛媛県 | 不明 | 28/August/2005
響きを重視し、小さな音型まで語るように歌わしていく。しかも目立たないがリズム処理は正確に紡がれている。分析し尽くされている。素晴らしい。ただアメリカの団体の特徴で音の高さは、上昇音型でも下降音型でも、調性が移行しても、常に同じ高さで提示される。堅牢な技術がそれを支える。結果不協和音が聴感上、より強烈に歪み、唸る。これをどう評価するかだが、私は大賛成。効果音に逃げている音が一つも無く、すべての音が有機的に世界を紡ぎ上げていくおそらく初めての画期的な全集。ここまで練り上げられた演奏は無い。情報量が桁外れです。4 people agree with this review
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