[USED:Cond.A] Equilbey / Accentus Transcriptions Vol.1, 2, Faure: Requiem, Nuit Sacree (4CD)
Showing 1 - 4 of 4 items
-
harekazuya | 東京都 | 不明 | 03/April/2012
磨かれた美しい音たちです。各声部で異なる響きを達成し、微妙にリズムも変えて音楽に立体感をもたらしています。けれど私には少し「濃い」感じです。カスタードクリームをたくさんのせたデザートのような感じなのです。特にフォーレのレクイエムでは、死者を悼むというよりは、生の賛歌を聴いているようです。静かにひそやかに音楽に浸るというより、濃密で豊穣な命の燃焼を楽しんでいるようです。一度なじんでしまうと全てが一つのアプローチで演奏されているようで意外に変化に乏しく感じます。若い力が、より陰影を獲得していくことを期待します。4枚目のクリスマスの音楽を集めたものがそうした若い芽の勢いにあっているようで楽しめました。0 people agree with this review
-
KIF1208 | 青森県 | 不明 | 29/December/2010
単独でリリースされていた4枚のアルバムをまとめて、 クリスマスの夜にふさわしい”Nuit Sacre 聖夜”を含む、 Accentus Special Boxとして、クリスマス直前に発売されました。 これほどうまい団体もそうはないのではないでしょうか? それにしてもこのセットに見る選曲の幅の広さに驚きますね。 一般に器楽団体よりも声楽団体の方が、選曲は大胆な傾向に ありますが、このBOXはその想像をはるかに超える内容です。 たとえばヴィヴァルディの四季の冬。冒頭のあの速いパッセージを 歌いきってしまいます。しかしキワモノという印象は全くなく、 聴きなれたこの曲に新しい魅力を注入しています。 一方、バーバーのアダージョ、マーラーのアダージョ。 弦楽合奏に慣れた耳にも全く違和感なく、一層心に染みいる気がします。 ヴォーカルもすぐれた楽器ということが再認識できますね。 さらに、フォーレのレクイエム。 コルボ、クリュイタンスが私にとっての定番ですが、それとは 趣がずいぶんと違うにもかかわらず、その列に加えてもいいと思います。 この団体を創設し、自ら指揮を執るLaurence Equilbey。 写真を見ると西村智実似のかっこいい女性指揮者ですが、 とても才能豊かな人と思います。 この団体とともに今後その活動から目が離せません。5 people agree with this review
-
蓮華人 | 千葉県 | 不明 | 24/December/2010
いや私も中途半端、生半可なクラシック愛好家なのだと思う。トラスクリ第1集、冒頭、バーバーの弦アダに痺れながらも、いやいや『ちゃいまんがな』と無理無理、気持ちを押さえ込み、さらにソロを最大限生かしたマラアダで追い討ちを喰らい、『よしてくれまへんか』と逃げようもなく、完膚なきまでに打ち破られました。再生音楽として最高の感動が得られる4枚組み。無論最高を評します。6 people agree with this review
-
夏のひかり | 兵庫県 | 不明 | 05/December/2010
単売されている四枚のアルバムを、ケースとブックレットは(おそらく)そのままに、この季節らしい紙箱に納めたお買い得BOXです。四枚目のバッハ/グノー編のアヴェ・マリアはハープを背景にナタリー・シュトゥッツマンが唄っています。フォレのレクィエムは、ことさら個性的ではありませんが、歌声の美しさと楽しさを味あわせてくれます。クラシックに馴染みの少ない人たちにも、(アクサンチュスから)最適のプレゼントです。6 people agree with this review
Showing 1 - 4 of 4 items