Bruckner (1824-1896)

CD Sym.4: Karajan / Bpo (1970)

Sym.4: Karajan / Bpo (1970)

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    fuka  |  東京都  |  不明  |  16/August/2014

    ナガノやヤング女史の初稿演奏の不思議さに魅かれていましたが、あらためてハース版をききますと、なんと良く出来た交響曲になっているかに驚きます。粗削りな論文がすぐれたreviseによって理路整然と読みやすく生まれ変わるみたいです。そこでこのカラヤンの演奏ですが、良く出来た交響曲をその意図通りに十分に鳴らし切っています。この時代のBPOの実力によって、他にはまねの出来ない境地に達していますよね。第一楽章のがっちりとした構成感と高揚、ブルックナー前半交響曲の緩徐楽章に特有な味わい、大山脈の稜線を歩くかのような終楽章の奥行き、少なくとも私がこのロマンティック交響曲を聴きたいと思った時の気分に十二分に応えてくれる演奏です。DG版は音色にしてもテンポにしても少し都会的な感じで、全集のなかの1曲としてバランスがとれています。この頃のライヴ版があれば是非聴いてみたいものです。

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    eroicka  |  不明  |  不明  |  24/January/2013

    ブルックナーにせよブラームスにせよ、制作側の考えが反映されているのか、70年代のものは、DGの録音よりEMI録音のほうが派手でロマン的だ。このCDもその例に漏れず、オケは良く鳴りカラヤン節が冴える。

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    ワレンペラー  |  広島県  |  不明  |  02/October/2011

    EMI/BPOのブル4は後年ムーティやテンシュテット等あるがカラヤン70年は他の誰よりも壮麗・華麗でオケのフルエナジー炸裂の豪演。ポルタメントたっぷりの第1楽章冒頭(例のVnオクターヴ上げ)から美意識全開!総奏は長い残響で肥大気味だが、重みある正統派ドイツ的ティンパニが引き締める(テーリヒェンの神業!)。印象的なのは同楽章コーダの地の底から噴き上がるような威圧的総奏の凄み(DG盤も同様だがスマート過ぎ)!録音は残響多めながら同時期チャイコより良く、作為的音量差もart化で自然になったが金管バランスが大きいのがチト気になる。

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