Memoria Vetusta
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音楽鑑賞及び芸術促進サークル | 宮城県 | 不明 | 18/April/2011
[Blut Aus Nordによる1996年発表作品] Blut Aus Nordはフランスの作曲家で、本作品「MEMORIA VETUSTA I」は2ndアルバムの位置づけになる。一般にBlut Aus Nordは Black Metalの枠組みで語られていることが多い。 [本作品について・概説] 本作品は全編を通して、相当程度の厚みを持つトレモロGuitarが押し出されており、単音フレーズ(ソロパート)や、独特の余韻を残しながらキザまれる局面が、複雑な楽曲展開に呼応してゆく。また勇壮な男性コーラス、並びにストリングスパートも溶け込むように巧みに挿入されており、叙情的なメロディーラインはおそらく彼らの作品の中で、最も充実していると感じる。 [本作品について] サウンドプロダクションが、前作「ULTIMA THULEE」と極めて類似しているが故に、多少比較を折り込みたい。 独特の「息苦しさ」や「寒々しさ」が強調された前作と比較して、本作品は類似のサウンドプロダクションながら、それとは全く異なる世界観を提示することに成功している。前作では若干埋没していたBassラインが、まるで生命が宿ったかのように躍動感を得、一貫して「重く」「冷たく」波打っていたGuitarは、まるでオーケストラを思わせる音の数の中で時に低音域、時に上へと広がりを見せ、その幻想的で且つ荘厳な世界観が一気に開花している。 また、楽曲展開も非常に劇的で、落とし所では激しくもゆったりと美しい旋律が注ぎ込まれており、この点もまた、一種の「無生命観」を演出した前作の沈み込むGuitarやKeyboardのリフレインとは対照的であり、より「楽曲という単位を意識なさったのか、「間合い」が的確に突き詰められている。 究極的「不協和音」を極め、今なおその実験的精神を探求し続ける彼らが、一糸乱れぬ本気の「和音」を構築すると、どれほど恐ろしい存在となりうるか、ということを証明した一枚ではないかと私は考えている。 遠く悲しき記憶の断片を、そっと拾い上げてゆくようで、また何故か不思議な距離感を携える、幽玄・荘厳な名作である。 あくまで個人的ではあるが、私自身は初期の彼らの作品がとても好きである。0 people agree with this review
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