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Bach, Johann Sebastian (1685-1750)

DVD Well-Tempered Clavier Book 1 : Andras Schiff(P)(2017 Proms Live)

Well-Tempered Clavier Book 1 : Andras Schiff(P)(2017 Proms Live)

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    うーつん  |  東京都  |  不明  |  12/March/2020

      ムーディな雰囲気の会場、祝祭的な気分で待ち受ける聴衆と比べて正反対といえるようなバッハ平均律のギャップがまず面白い。 シフは会場や聴衆が何であれ、自分の信ずるバッハを粛々と弾いていく。粛々とはいってもしかめっ面で弾いているわけではない。バッハを奏する悦びそして感謝とバッハの作品に対するリスペクトがにじみ出てくる演奏スタイル。    (私のイメージでは)プロムスは音楽の祭りと考えている中で、ただひたすら前奏曲とフーガだけを演奏するのはどうなんだろうと思っていたが、お祭り気分な聴衆がやがてシフの奏するバッハの深く温かい作品の空気に染まっていく様子は静かな感動を覚えます。     楽器はスタインウェイ。実際の意図は不明だがスタインウェイを使ったのは派手にきらびやかに響かせるためでなく、広い会場にまんべんなく(「音」ではなく)音楽を伝えたいためにあえて選択したのかな、なんて思ってしまいます。ペダルは踏まず腕を振り回すことなく、肩・腕から手・指の絶妙なコントロールで音楽が淡々と響いてきてます。まさしくバッハを弾きこんでいるからこそできる至芸なのでしょう。私自身は弾けませんが、思うにピアノ演奏をされる方には格好の「教材」となるのではないでしょうか。    24の小宇宙ツアーが終わり、演奏者と聴衆がしばし静寂の中でバッハの音楽に想いをはせてから拍手が湧きおこる光景を観るとシフのプログラミングと音楽づくりは成功したのがよく分かります。 おすすめです。  

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