Mozart, Franz Xavier (1791-1844)
Rondos, Sonata, Polonaises, Variations: Drogosz(Fp)
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まさやん | 新潟県 | 不明 | 01/March/2021
あのモーツァルトの息子のピアノ作品集と聞けば、一度は聞いてみたいと思う人が多いのではなかろうか。最初のヘ長調ロンド(11歳ころの作)は初め父親と同じ音がするが、間もなく独自の音の展開へ。チャーミングな小曲である。ト長調のソナタ(16歳ころの作)は意欲的な大作で古典派の香りがし、短いがロ短調のラルゴが絶品である。ヘ長調のロンドは青少年フランツのエネルギーがほとばしっている。大人になってからの作品である「憂鬱なポロネーズ」Op.22はロマンティックな響きがする傑作である。世界初録音の「ロシアの主題による変奏曲」はフランツが父親同様、ピアノの名手であったことを感じさせる秀曲である。カタジナ・ドロゴスはフォルテピアノの特性を十分に生かして、美しい音で共感たっぷりにフランツ・クサヴァー・モーツァルトの曲を演奏している。偉大な父の陰に隠されてしまうフランツであるが、同時代の作曲家と比べてそんなに見劣るするわけではないので、コンサートやCDでもっと取り上げられてもいいのではないかと、このCDを聞いて思った。1 people agree with this review
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