Natsuko Imamura

Books 星の子 朝日文庫

星の子 朝日文庫

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  • ★★★★☆ 

    おにぎり  |  千葉県  |  不明  |  17/April/2021

    主人公のちひろは幸せか、今村夏子さんの作品らしく、見る人によって意見が分かれる面白さがある。 両親が信じる崇拝対象を子供の頃から自然と大事にしてきたちひろは、一般的には信じられていないものであることを知りながらも、崇拝対象が自然に生活の中心となっていく。姉は出ていき、叔父、従兄弟は両親と距離を置くが、ちひろは変わらず両親のそばにいる。 家庭が貧しくなっていく描写から崇拝対象への寄付を連想させるが、それによって修学旅行の費用も準備できなくなる状況でも、ちひろは両親のそばにいる。 後半の好きな人の言葉で自分を全否定される場面は背筋が凍る。宗教、貧困、両親、兄弟、教師、友人との関係の中での最期の結末はハッピーエンドかそうでないか見る人によって意見が分かれるだろう。

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