10月のレコメンド全8タイトルのレビューを公開。
HMV&BOOKS online-Japanese Pop|Thursday, October 10, 2025 18:00
2025年10月30日 (木) 18:00
|HMV&BOOKS online - Japanese Pop

全曲解説テキスト by 宝野 アリカ(Vo) 片倉 三起也(Key/Prog)
アッパーでカッコ良い曲を目指して作りました。アリプロのトラディショナル満載曲。起承転結をちゃんとしたいのでサビ先行はやめました。(片倉三起也)
地下室で催されるお茶会は「不思議の国のアリス」のMad Tea Partyよろしく気の触れた愉しいものなのです。地上では毒が撒かれ、槍が降っているのだからなおのこと。招待されたいものですね。(宝野アリカ)
アリプロ特有の大和ソングを作るぞ!の意志の元に生まれた曲。
Japan Heritageを大切に、そして世界の平和を希求し日本の安念を祈る気持ちで作りました。所々の転調が妙味。(片倉三起也)
「獅子奮迅」という言葉を長い詩にしたのがこの歌詞です。こんな時代だからこそ、日本男子も日本女性も獅子奮迅と未来に向かって生きるべきなのだ!(宝野アリカ)
シャッフル曲です。「暗黒天国」の姉妹曲を作りました。
宝野さん大好物のリズムですね。(片倉三起也)
はい、こういうの大好き。そして軽快に暗黒な世界を歌うのが何よりも好物です。これぞアリプロにしかできない味わい深さ!三姉妹にしたいかも!?(宝野アリカ)
巷のポピュリズムな曲たちへのアンチテーゼ。アリプロ・コンテンポラリー・ミュージックですね。「どうして世の中つまんない迎合曲が多いのだろう」、と生意気に言いたくなりますが、でも中には若くてカッコ良い音楽家もいるので救われますけどね。(片倉三起也)
生きることの葛藤を、廃墟のように聳え立つ劇場の舞台に立たせてみました。こんな歌詞が書けるなら、私まだまだもっと書けるかもと思わせてくれた、大切な曲となりました。(宝野アリカ)
宝野さんが絶対好きな曲を書く。それがモティーフ。ダークでドロドロ感ね。こんな曲いくらでも書けますけどね。でもね、ドロドロ曲でもくどく長くならないように短めにまとめました。昔ならシツコク、クドい長尺曲で表現してましたね。(片倉三起也)
プログレ!年食ってからのプログレは根が深くてカッコイイのだ!地下道を這いつくばって辿り付く最後の鍵の在りか。友情など撥ね除けて掴み取ったって構わないのよ。(宝野アリカ)
エレクトリックな未来的民族音楽。
二つの旋律が混在したカノン的ポリフォニックなストラクチャー(歌)がありますが楽曲をさらに混沌へと導きます。(片倉三起也)
旋律と声に誘われるとそこは巴里のどこかの路地裏。猫のように足音を立てないで、ひっそりと聴いていてね。(宝野アリカ)
ちょっとロックな曲をと。曲は似てないですけど「Garbage」を意識しました。でもこの曲はアリプロにとってはイレギュラーですかね。無性にギターサウンドを宝野さんに歌って欲しくなるときがあるんですよ、なぜか。(片倉三起也)
十代のはすっぱで可愛いロックアイドルになったつもりで歌いました!(嘘)(宝野アリカ)
宝野さんが嫌がるアンニュイなポップスです。僕は好きなんですけどね。イントロ、アウトロに宝野さん一人コーラスをフィーチャーしました。「彼と彼女の聖夜」とか「フラワーチャイルド」などもそうですがコーラス満載曲は切なくも幸福に満たされた世界に誘います。(片倉三起也)
三菱一号館美術館の所蔵のオディロン・ルドン「Grand Bouquet」をご覧になった、あなたの心象風景も見てみたい。(宝野アリカ)
宝野アリカが一人でワルツを踊るミュージカル曲。「お熱いのがお好き」など禁酒法時代の映画音楽を少し意識しました。僕にとって、かの時代の音楽はロマンなのです。小さいときに家にあったこのジャンルのレコードをよく聴いた。(片倉三起也)
“待つぅ……”と歌ったあとの間奏は、一人でワルツを踊る人形と、それを夢の中で見ているかつて少女だった持ち主との、二重の切なさに満ちて、私は泣きたくなってしまう。ライブで歌うとき、気をつけないとです……。(宝野アリカ)
晴れ渡った空から突然前触れもなく予期せぬ素晴らしい出来事が起きますように、との希望と祈りの曲です。(片倉三起也)
神様、私にも素敵な何かが降ってきますように!!(宝野アリカ)
35年前リリースの「幻想庭園」からの曲。オーケストラやジャズなどアレンジ手法を変えようと思ったが、オリジナルを聴いてみると当時の空気感が懐かしくて、歌も繊細で可愛く秀逸、そんな訳で耳コピ(簡単そうで結構面倒な和声や展開でした)してなるべくオリジナルに近いアレンジにしました。とは言っても当時使用の楽器(オーバーハイム、DX7、AKAI S900、ミニモーグなど)は手元にないので音色に少し苦労しましたが。(片倉三起也)
やはり昔の私の透明さ純粋さには永遠に敵わないと思いながらも、昔に少しでも帰れるように願いながら歌いました。(宝野アリカ)
GENRE:SYMPHONIC METAL
“Underground”な醍醐味を堪能できるニュー・アルバム到着!
ひたひたと迫り来るように日常を浸食する不穏な空気と、アンダーグラウンドな世界で派手に渦巻く狂気。どちらにまみれて過ごしたいかと言えば、圧倒的に後者なのである。もはや茹でガエルに等しき人々は、きっとそう遠くないうちに頭からまるごと食われてしまう。戦うべきは見るからにアレな外敵等ではなく、むしろ我々のすぐ近くにこそいるという現実の恐ろしさたるや……。宝野アリカ(Vo)様は、リード・チューン「日本男子、獅子奮迅」の中で明確に、“ここは乱世”と歌われているではないか。自覚を前提に狂気を楽しむ者よりも、日常の中で麻痺させられてしまった者のほうがよほど重症。願わくばそんな脳内お花畑勢にも“誉れあらんことを!”。
杉江 由紀【ライター推薦】
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