代官山AIR年内でクローズ

2015年10月23日 (金)　18:30

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【AIR閉店のお知らせ -AIR CLOSING ANNOUNCEMENT】 https://t.co/oMkB1HDkSC pic.twitter.com/j3fSGYZobx
— AIR PRESS (@AIR_TOKYO) 2015, 10月 23

　都内老舗クラブ「代官山AIR」が、2015年12月31日のカウントダウンを最後に閉店することをオフィシャルページにて発表した。

AIRオフィシャルページ「閉店のお知らせ」
http://www.air-tokyo.com/closing/

　2001年9月にオープンし約14年に渡り、ダンスミュージックシーンを牽引してきた「代官山AIR」。特に2008年、西麻布Space Lab Yellow閉店以降は、ダンスミュージックファンの期待の多くを受け止め、またそれに応えてきた老舗クラブだ。それだけに今回の一報を聞き、にわかに信じられないといった人も多いと思われるが、私もその一人である。

　AIRと言えば、個人的に思い出深いのは、古くは2004年12月のダニー・クリビット来日イベント。入場制限がかかる程の混みようで、真冬にもかかわらずフロアーに入ると人々の熱気で壁が汗をかいてしまう程。イベントは大盛況であったが、さすがに呼吸が苦しくなるほどの人の入りで、朝までいられなかったのをよく覚えている。最近では、昨年のサトシトミイエによるフランキー・ナックルズの追悼イベントが印象的だった。フロアーのモニター上ではフランキーの映像が一晩中流れ、追悼の意味を理解した濃ゆいダンス・ミュージック・ファンが集い、DJとハコとファンの一体感を感じられる素晴らしいイベントだった。

　またHeartbeatレーベルよりリリースしたAIRを冠したMIX CDは、デリック・メイ、フランソワK、ジャイルス・ピーターソン、ティミー・レジスフォード、EMMA、ジャズトロニックなど錚々たるDJによってシリーズ化され、リリースが発表される度にダンスミュージックファンの間では話題になったものである。

　来月11月にはフランソワK、再来月12月にはティミー・レジスフォードなど、先のMIX CDにも登場したDJの来日も予定されており、残された期間、閉店を惜しみつつ足を運びたい。