その2「生音」のススメ

2015年08月20日 (木) 17:00

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カゲヤマン(って誰だ?)がエンタメ初心者と自認する皆さんに向けてお贈りする、ゆるっゆるなコラム連載。 さあ、今日からあなたも【エンタメラバー】♪

「共感」について考えてみた


先週よりしらっとはじまっております、こちらのコラム連載。
初心者でもいかにカジュアルにエンタメを楽しめるか、独断と偏見でつらつらと自由に書き連ねてまいります。

さて。先日のニュースで「イヤホンで盆踊り」なるものを読みました。
うーん、新しい。新しすぎる。むしろ、斬新すぎる(笑)。

内側の円と外側の円とで踊る曲も内容も違ったりもするんだとか・・・。
櫓の上のお手本を見ながら踊っていた昔、お囃子の音が地域に響き渡っていたあの昔を考えると、時代の流れなのか、随分と様変わりしていることを感じます。中には「この方が踊りに没頭できる」という強者もいらっしゃるそうですね。

うーん、そーいうものなのか・・・と違和感満載に思っていたら、サマソニでも「サイレントディスコ」が人気だという話。
NYで盛り上がっているこのイベントは “へッドホンを着けて音楽を聴くことで自分の世界に入り込むことができ、 不思議な開放感が生まれることから、自然体で、そして自分のペースでダンスが楽しめる” とのことで、NYでイベントを主催しているDJも “通常のクラブでは多くの人が周りを意識しすぎていたことを実感した” とおっしゃっているとか。
サマソニでもリピーター続出らしいです。

そーか、それを考えるとアリなのかもしれないですね。
邪魔な音が一切ナイ。ある意味、混じりけのない純粋な音のシャワー。音楽好きにはたまらない感覚でしょう。でも・・・同じ空間、同じ時間を共有しているのに、なんだろう、この寂寥感は・・・(年のせいでは断じて、ない)。

ライブやコンサート、クラブとかで、待ちに待った好きな曲がかかった時のあの「キターーーーー!」的な盛り上がり、ステージ&周囲とのテンションのぶつかり合いやアイコンタクトは何にも代えがたい臨場感だと思うんですよねー。好きなものが共通している集団の、まさに最高潮の共感タイミング。
サイレントでも、当の参加者本人たちの間での共感ポイントはあるんでしょうね、きっと。
新たな時代の到来なのかなと思いつつ・・・そうはいっても、やっぱり純粋な音以外の雑音があってこそ、その場をさらに共感できるような気がするんですよねー。

そして「生音」について考えてみた


さてさて。
先日ハマスタでゆずのライブがありましたねー。
大盛況&大成功で終了したことは皆さんニュースでご覧になったことでしょう。
その開催1日目の夜、散歩がてらぷらぷらとハマスタ脇にあるローソンに行ったんですが、ハマスタ上空から漏れてくる音のシャワーと掛け合いの声やのライブ感のスゴさに、店に入らず15分近く外で立ち止まってしまいました(さすがに暑かったし、店の前はジャマかと思い15分に留めました)。
買い物を済ませて帰る道すがら、あーあの中に入りたい!なぜ私はそこにいない!的な気持ちがムクムクと湧いてきて、無性に悔しかった・・・寝るまでずっと(笑)。
情報番組でその模様を放送されても、盛り上がったんだーいいなーくらいにしか思わないのに、会場の生の音を聴いたときのあの昂揚感ときたら。
・・・やっぱり、たまらーーーん。

そういえば、ニュースサイトでもレポートがあがっていた、横アリで開催されたレベッカのライブでも同じようなことを思いました。
こちらも行ってはおりませんが(どっちも行ってないんかい!笑)、情報番組でチラリと見た時に「あれれ・・・なんだろうこの違和感と残念感は・・・」と思ってしまったので、その想いを素直にライブ参戦者に告げたところ、その場を体感した人の意見は全然違いました。
それはそれは素晴らしかった、と。
NOKKOの伸びやかな高音と会場の空気をかっさらっていくそのパフォーマンスは健在で、ライブの構成力はハンパなかったとのこと。逆に年を重ねていい感じになっていたというのもあったそうで。

これを聞いた時、「・・・やっぱり生音、現場にかなうものナシ(キラーーーン)」と思った次第です。

お囃子が聞こえてくるだけでテンションがあがるようなお手軽お祭り人間ではありますが、これだけは間違いない。本当に声を大にして言いたい。

やっぱり生音(現場)は最強!

声の代わりに級数で表現してみました(笑)。

とはいえ、いくら生音がいいからといえ、現場参戦に慣れていないとちょっとビビる方もいらっしゃることでしょう。周囲が気になっちゃったり、自分だけ浮いていないかとか余計な気を遣ってしまってライブに集中できなかったり・・・(ああ、そんなこともあったな・・・遠い目)。
そんな方はまずライブDVD、映画館での生中継、カラオケルームで見るライブ映像を皮切りにスタートしてみてはいかがでしょうか。同じアーティストを好きな人と一緒に見れば、そこはもうプチライブ会場。盛り上がるし共感も生まれるしで、楽しめることウケアイ♪
そこで身体と気持ちを慣らしてから、会場へGO!
そして生音をエンジョーーーイ!!

間違いなく、やっぱり生の音とステージにはかなわない、と実感していただけるハズ。
前回のミュージカルの回でも書きましたけど、ホントにあの生の迫力にはかなわないんですよ、どうしても。
そうそう。「おお!これぞ日本のロック!!」(注:個人的な意見です)と心が躍る阿波踊り、本場徳島では終了してしまいましたが、関東近郊ではシーズン真っ盛りでございます。まずは誰もが参加できるお祭りの生体験も、全力でオススメです(注:踊る必要はありません)。
大迫力の生の音と踊り、アガりますよーーー(笑)。

ではでは、そろそろこの辺で。
生音、ぜひご体験あれ♪

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