星野真里インタビュー 舞台「幻の城〜戦国の美しき狂気〜」

2015年08月21日 (金) 19:00

|

HMV&BOOKS online - All

マルガリータ〜戦国の天使たち〜」から1年。

教科書には載らないような歴史上の出来事を、エンタテインメント作品として立ち上がらせていく 「もっと歴史を深く知りたくなるシリーズ」の待望の第2弾として、 この秋、「幻の城〜戦国の美しき狂気〜」が上演される。

今作では、鈴木拡樹、細貝 圭、山崎樹範ら「マルガリータ」からの続投組のほか、 星野真里をはじめとするキャストが加わり、ともにシリーズの新たな歴史絵巻を創り上げていく。

「観る側としても、演じる側としても時代劇は大好きです。 不自由な時代だからこその密な人間関係にひかれるし、人物が抱くひとつひとつの感情もとても強くて。 それに現代人よりも覚悟をもって生きているような気がします」

物語の舞台は1615年、徳川家康率いる幕府軍と豊臣家が最後の決戦を繰り広げる大坂夏の陣だ。

形勢不利な豊臣家に仕える真田幸村は、大坂城の総大将にふさわしい”器”を備えた人物として、 家臣の根津甚八に宇喜多秀家という人物を連れてくるよう命令する。
星野が演じるのは、愛する息子・豊臣秀頼とともに徳川家に最後まで抵抗する淀の方。

「名だたる女優さんたちが演じてこられたハードルの高い役です。
しかも、この時代に生きた強い女性のなかでもひときわ強い女性で、 柔らかい印象を持たれることが多い私とは真逆のタイプ(笑)。ただその分、挑戦のしがいも感じているんです。 秀吉亡き後も豊臣家を存続させなければならないという使命感、そして秀頼のことを思う母性。 そういったものを抱える大きな存在として舞台に立っていたいですね」

「共演者の方々とはぎりぎり同世代になると思うので、若い力を結集して苦労を乗り切っていきたい」と笑 う星野。注目の熱い舞台を、一刻も早く見届けたい。

インタビュー・文/大高由子
掲載・構成/月刊ローソンチケット編集部 8月15日号より転載

●プロフィール
ホシノ マリ
’81年、埼玉県出身。映画「さよならみどりちゃん」「私は猫ストーカー」 「もちつきラプソディ」、ドラマ「新・星の金貨」「太閤記」「シンデレラデート」「ごちそうさん」など 出演多数。最近の舞台に、「トリツカレ男」「リンダリンダ」など。

●作品
「もっと歴史を深く知りたくなるシリーズ」第2弾
舞台「 幻の城〜戦国の美しき狂気〜」
原作:風野真知雄「幻の城 大坂夏の陣異聞」(祥伝社文庫刊)
脚本:鈴木哲也 演出:大関 真 企画:座間隆司
出演:鈴木拡樹、細貝 圭、山本匠馬、新垣里沙、染谷俊之、風間由次郎、井深克彦、北代高士、寿里、石井智也、山崎樹範、星野真里 他
10/9[金]〜18[日] 東京・EXシアター六本木



掲載誌面:月刊ローソンチケット/月刊HMVは毎月15日発行(無料)
ローソン・ミニストップ・HMVにて配布

Back Toインタビュー

に関連するニュース

HMV&BOOKS online最新ニュース

最新ニュース一覧を見る