米倉涼子インタビュー ブロードウェイミュージカル『ピピン』

2015年08月21日 (金) 19:00

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2年前にブロードウェイで『ピピン』を初めて観た瞬間、華やかでエキサイティングな舞台の とりこになりました」と語るのは、米倉涼子。2013年のトニー賞4部門に輝き、 早くも来日を果たす、ブロードウェイミュージカル「ピピン」のスペシャルサポーターに就任した。

「まず狂言回し役のリーディング・プレイヤーの肉体の美しさ、カリスマ的な存在感に圧倒されました。

”ピピン”は主人公の王子の名前で、これは彼の自分探しの旅の物語なんですね。
自分は何者か?という悩みは誰もが持つものですし、戦争や恋愛といった様々な経験をするなかで、大切なものを見つけていくピピンに、 誰もが自分を重ねるはずです。彼をリーディング・プレイヤーが操りながら、 おとぎ話的に物語が展開していくところもすごく面白いですね」

「ピピン」の初演は1972年で「シカゴ」のボブ・フォッシーが演出と振付を手がけて大ヒット。今回来日するのは、その傑作をアクロバットやイリュージョンを駆使してよみがえらせた、新演出版となる。

「シルク・ドゥ・ソレイユ出身のアーティストによるアクロバットはまさにサーカスのレベルです。 しかもピピンや彼の祖母役の俳優の方たちもアクロバットに挑戦しながら歌って演じるのですから。 自分も頑張ろうっていう気持ちになります(笑)」

「シカゴ」でブロードウェイの舞台に立った米倉にとって、 フォッシー・スタイルのダンスがちりばめられていることも大きな魅力だという。

「フォッシー・ダンスのかっこよさ、大勢で踊ったときの高揚感までが味わえる作品。 サーカスさながらのダイナミックな演出は、東急シアターオーブの大空間で観るのにぴったりだと思います。 何も知らなくても目で楽しめて、ミュージカル好きもうならせる見どころが満載なので、 ぜひ多くの方に観ていただきたいですね」

インタビュー・文/宇田夏苗
Photo/植田真紗美
掲載・構成/月刊ローソンチケット編集部 8月15日号より転載

●プロフィール
ヨネクラ リョウコ
神奈川県出身。モデルを経て’99年より女優に。
「ドクターX〜外科医・大門未知子〜」など主演作多数。
’12年にはミュージカル「シカゴ」でNYブロードウェイの舞台に立った。

●作品
【ブロードウェイミュージカル『ピピン』】
作詞・作曲:スティーヴン・シュワルツ 脚本:ロジャー・O・ハーソン
演出:ダイアン・パウラス サーカス・クリエーション:ジプシー・スナイダー
振付:チェット・ウォーカー
9/4[金]〜20[日] 東京・東急シアターオーブ



掲載誌面:月刊ローソンチケット/月刊HMVは毎月15日発行(無料)
ローソン・ミニストップ・HMVにて配布

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