伊勢志摩・荒川良々インタビュー ウーマンリブvol.13「七年ぶりの恋人」

2015年08月21日 (金) 19:00

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宮藤官九郎が作・演出を務める「ウーマンリブ」シリーズの新作は「七年ぶりの恋人」。
タイトルどおり、7年前に上演された「七人は僕の恋人」の流れをくむオムニバスコント作品だ。 「七人は?」にも出演している伊勢志摩と荒川良々は、今回の話を聞いて驚いたという。

「まず『ゲストを呼ばないんですか?』と確認しました。いい度胸だなって(笑)」(伊勢)

「フレッシュ感がひとつもないんですよね(笑)。でも、村杉さんはウーマンリブに初めて呼ばれたのでうれし そうにしていました」(荒川)

そう、今回のキャストは大人計画の劇団員8人のみだという。

「前回の『SAD SONG FOR UGLY DAUGHTER』では、宮アあおいさんや岩松(了)さんや田 辺(誠一)さんがいたので、自然とおだやかだったんですけど……」(荒川)

「今回は殺伐とするかな(笑)」(伊勢)

コント作品ということもあり、新鮮さを保つために稽古期間が予定よりも1週間短くなったという。

「とはいえ、何度も繰り返すとどうしても飽きてくるので、演者が勝手なことを付け足すんですよ」(荒川)

「そのうちにどんどん変わっていって、本番は舞台袖の宮藤くんしか笑っていないこともよくありますね(笑)。 こっちも『じゃあ宮藤くんに向けてやろう』って」(伊勢)

それは二人をはじめ、役者陣にとってジレンマなのだという。

「宮藤くんの脚本って、読んだ時点でゲラゲラ笑うくらい面白いんですよ。だからそれがそのまま伝わらないのは残念(笑)」(伊勢)

「余計なおかずをいっぱい付けすぎて、素材の味を生かしきれないことがありますね。今回はなるべくそうならないようにしたいと思います(笑)」(荒川)

インタビュー・文/釣木文恵
Photo/関口達朗

掲載・構成/月刊ローソンチケット編集部 8月15日号より転載

●プロフィール
イセ シマ
’69年、岩手県出身。
’91年「猿ヲ放ツ」より大人計画に参加。主な近作にドラマ「あまちゃん」、 映画「紙の月」「ジヌよさらば〜かむろば村へ〜」など。

アラカワ ヨシヨシ 
’74年、佐賀県出身。
主な近作に映画「予告犯」、ドラマ「天使と悪魔―未解決事件匿名交渉課―」など。
8月、ドラマ「妻と飛んだ特攻兵」が放送予定。

●作品
【ウーマンリブvol.13「七年ぶりの恋人」】
作・演出:宮藤官九郎
出演:阿部サダヲ、池津祥子、伊勢志摩、皆川猿時、村杉蝉之介、荒川良々、少路勇介、宮藤官九郎

10/29[木]〜11/29[日] 東京・下北沢 本多劇場
12/2[水]〜 9[水] 大阪・シアター・ドラマシティ



掲載誌面:月刊ローソンチケット/月刊HMVは毎月15日発行(無料)
ローソン・ミニストップ・HMVにて配布

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