ジャズ定盤入門 =第二回=
for Bronze / Gold / Platinum Stage.
今回の主役の「定盤」
Blue Train
John Coltrane
Price (tax incl.):
¥1,781
Member Price
(tax incl.):
¥1,638
Multi Buy Price
(tax incl.):
¥1,515
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Giant Steps
John Coltrane
Price (tax incl.): ¥1,885
Member Price
(tax incl.): ¥1,735
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(tax incl.): ¥1,602Release Date:20/February/2008
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Import Impressions
John Coltrane
Price (tax incl.): ¥1,870
Member Price
(tax incl.): ¥1,627Release Date:13/June/2008
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A Love Supreme
John Coltrane
Price (tax incl.): ¥1,885
Member Price
(tax incl.): ¥1,735
Multi Buy Price
(tax incl.): ¥1,602Release Date:22/June/2011
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Ballads
John Coltrane
Price (tax incl.): ¥1,885
Member Price
(tax incl.): ¥1,735Release Date:22/June/2011
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トム・ウェイツのカバー曲も秀逸
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On The Border
Eagles
Price (tax incl.): ¥1,885
Member Price
(tax incl.): ¥1,735Release Date:21/December/2005
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前回、想定外の出費をしてしまったが、無事に給料が入ったのでHMV渋谷に走る。今回の買い物のお目当ては3枚。前回目星をつけていたソニー・ロリンズの2枚と、今回のお題のジョン・コルトレーンが1枚である。
さらに、前回ソニー・ロリンズについて調べた際に「同時代の対照的な二人 – 豪放磊落な天才肌のロリンズと、努力型の求道者コルトレーン」という感じの表現を何度か目にしていたため、私の頭の中では「ソフトでメロウで努力型の求道者」という、すっかりわけのわからないイメージになってしまっていた。
今回も、同僚のジャズ担当者におススメの1枚を選んでもらっていたのだが、担当者が選んでくれのは『ブルー・トレイン(Blue Train)』というアルバム。私は『至上の愛』が本当はどんな内容なのかにもちょっと興味があったので、「『至上の愛』はどうですかね?」と訊いてみたのだが「『ブルー・トレイン』でいいですよ」とあっさり返されたので、おとなしく従うことにした。
ソニー・ロリンズで「ジャズの音」に免疫ができたのか、最初からすんなり聴けた。いや「すんなり」と言うと語弊があるか。最初から「興奮して」聴けたのである。これまた実に素晴らしいアルバムであった。渋めの1曲目「ブルー・トレイン(Blue Train)」に始まり、2曲目「モーメンツ・ノーティス(Moment's Notice)」、3曲目「ロコモーション(Locomotion)」と段々ギアがあがっていく印象を受けたが、個人的にはこの3曲目の「ロコモーション」に圧倒された。「何でこんなに吹き続けられるのか」と思うほど、一度吹き始めると途切れないのである。そして速い。舌を巻く。一転してスローになる4曲目「アイム・オールド・ファッションド(I'm Old Fashioned )」も洗練されているし、再度テンションのあがる5曲目「レイジー・バード(Lazy Bird)」も見事。素人の耳で聞いても実に完成度の高いアルバムなのである。ちなみに「ソフトでメロウ」という勝手な先入観はまるっきり見当はずれであった。
改めてコルトレーンに関して調べてみると、噂通りかなりの「努力家」であったようだ。デビューして間もない頃にマイルス・デイヴィスのバンドに抜擢されたときには、評論家に「ヘタクソ」と酷評されるほど人一倍不器用だったらしいが、努力に努力を重ねて、最も影響力のあるジャズ・アーティストの一人として歴史に名を刻むまでに至ったとのこと。
『インプレッションズ(Impressions)』 曲がいい!
言葉は短いほど強力なもので、この2枚は絶対聴いてやろうと決意させられた。前者は59年、後者は63年の作品。彼が何を求道してどこにたどり着いたのか、非常に興味をそそられるところである。
さて、名前を知っていた二人のサックスの大御所については、実際に聴いてみて多少の知識を得ることができたが、次は誰を聴いたらいいものか?そこでふと、担当者が以前「一言でサックスって言っても、ジャズ・リスナーからすると、テナー、アルト、ソプラノは、それぞれ違う楽器みたいなものですから」と言っていたのを思い出す。ソニー・ロリンズもジョン・コルトレーンもテナー・サックスであった。いったいアルト・サックスやソプラノ・サックスはどれだけ違って聞こえるものなのか?突如、好奇心が湧いてきたので、次回はそのあたりを聞いてみることにする。
『至上の愛』はその後だ。