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フェス・マスター達からのレコメン!! 〜フジロック編〜

Wednesday, June 10th 2009

カルモン第3号 フェス・マスター達からのレコメン!
HMVは、フジロックラインナップ発表に合わせて店舗でもオンラインでもガッツリ展開中!
迫り来る当日をめいっぱい楽しむためにもアーティストの予習はとってもタイセツ!特にこれらはヤバイ!
HMVでチェック!購入はジャケットをクリック!
歌詞サービス「HMV-UtaTen」がオープン!
GONG / YOU:RADIO GNOME INVISIBLE:PART 3
GONG / YOU:RADIO GNOME INVISIBLE:PART 3
今年の目玉といえば間違いなくこちら!今なおジャンルの垣根を越えて多大なる影響を与え続ける伝説のプログレッシブ/サイケデリック・ロック・バンド、ゴング!ロック、ジャズ、現代音楽、サイケの諸要素を飲み込みながら幻想と妄想、レトリックと不条理、渾然と宇宙的拡がりを魅せるゴングのおとぎ話はビートニク&ヒッピーの精神を受け継ぐ哲人デヴィッド・アレンのユートピア思想そのもの!電波を発するティーポットが苗場の空の下に高速回転で飛び回ります!目を廻さないようご注意を。
M83 /  BEFORE THE DAWN HEALS US
M83 /  BEFORE THE DAWN HEALS US
この人は本当に存在しているのだろうか?という疑問が頭をもたげるくらい彼の作品はいつもひっそりと発信されてくる。そんな仏アンソニー・ゴンザレスのプロジェクトM83が今年苗場で奇跡の初来日を果たします!疾走するフィードバック・ギター、スペーシーなシンセドローン、シューゲイザー・エレクトロというジャンルを確立したヒリヒリする程に荘厳かつメランコリックな世界観は、まさにウミヘビ座の渦巻銀河M83を彷彿とさせる宇宙のサイケデリア!次にこの銀河を目撃できるのは1500万光年先かも・・・!?

GANG GANG DANCE / SAINT DYMPHNA
GANG GANG DANCE / SAINT DYMPHNA
サイケというものはどうもジャンルを平然と跨いで宿ってしまう性質があるらしく、またそれを感じ取る感覚というのもとても個人的なものだったりするのですが、幸か不幸かその気配をひしひしと嗅ぎ取ってしまったこのNY発の尖鋭GGDもまた然り。歪なエレクトロニック・ビートにパーカッションと呪術的な女性ヴォーカル、精神の本質的な要素に共鳴するめくるめくトライバル・フューチャリズムなサウンドはまさに完璧にコントロールされたカオス!このグルーブはライブで体感してこそ!

JEFF LANG / HALF SEAS OVER
JEFF LANG / HALF SEAS OVER
白眉なスライド・プレイに繊細な歌声を乗せて圧倒的な詩情と世界観で「ギターの魔術師」とまで呼ばれる孤高のSSWジェフ・ラング。軋むギターの旋律で奏でられる独特の乾いた抒情、それでいてスピリチュアルでモーダルな質感!世界中のフェスティバルに出演経験を持ち、セットリストを設けずその夜毎のエネルギーを利用して曲を奏でていくというパフォーマンスを最たる魅力とする彼が、苗場というエネルギーをどう昇華させてくれるのか!?なんだか無性にお酒が飲みたくなるのです。

JUANA MOLINA / UN DIA
JUANA MOLINA / UN DIA
いわゆるアルゼンチン音響派の歌姫としても称されるブエノス・アイレスの女錬金術師フアナ・モリーナですが、アンデスのフォルクローレを想起させる独特の物憂げで繊細なヴォーカルと得体の知れないストレンジポップなセンス、アコギと電子音が詩的に溶け合い蛇行しながらめくるめく波紋を広げ天空へとのぼってゆく幻想の世界・・・それはまるで白昼夢のように美しく、時がたつのを忘れてしまいそうなほど!不思議な生命力が漲るメディテーショナルな音響空間、ぜひ確かめてみて。

SYSTEM 7 / PHOENIX
SYSTEM 7 / PHOENIX
伝説のバンドGONG(冒頭でご紹介!)その黄金期に在籍し、今なおシーンの最前線で活躍するおしどり夫婦テクノユニット!手塚治虫の大作「火の鳥」をモチーフに、最新作では盟友デヴィッド・アレンも参加!ということは?苗場のステージで、ひょっとしたら、ひょっとするかも・・・!!否応なしに期待は高まります!!!過去と未来の時間軸が紡ぐ覚醒的で壮大なヴィジョンはまさに宇宙空間を自由に羽ばたく火の鳥!衰えを知らない還暦一歩手前のこの人たち、本当に凄い。




担当
HMV 商品本部
市川 誠子
<好きなジャンルは?>
ジャム、インプロ、サイケデリック・ロック、ジャーマン・プログレ(この辺で足を踏み外した)、プログレッシヴ・ハウス、テクノ、アンビエント、ノイズ、音響、民俗音楽からフィールドレコーディングまで。
一見雑多で偏食的なこの音楽遍歴、共通項は差し詰めエネルギッシュで猥雑な空気感とイメージの世界へと遊ぶ宇宙観・・・?
歌詞サービス「HMV-UtaTen」がオープン!
PUBLIC ENEMY	/ FEAR OF A BLACK PLANET
PUBLIC ENEMY	/ FEAR OF A BLACK PLANET
PUBLIC ENEMYが苗場に?!!!ポリティカルなメッセージを吐き出すHIP HOPのリビングレジェンドですよ!!とはいえ、ここ日本でそのリリックの真意を捉えるのは中々にハードなところ。いやいや難しく考えずに音で捕えろ!ってね。凶暴なサウンドが苗場を劈けば、ずしんと響くわけですよ!08年、GALACTIC ⇒ Bootsy Collins Tribute to the Godfather of Soul って流れにヤラれちゃった人は絶対参加!未体験の人はますますでしょ?!

funky METERS / REJUVENATION
funky METERS / REJUVENATION
これも驚きのブッキング!funky METERS!半信半疑なあなた!大丈夫!あのニューオリンズファンクの重鎮、METERSですよ!!!オリジナルメンバーではないもののArt Neville , George Porter, Jr.はご健在!ファンクはLIVEがヤバいに決まってます。知ってる人も知らない人も、体全体で感じりゃいいんす。苗場に『People Say』『Hey Pocky A-Way』が響きわたる事を想像しただで・・・ぞわっときたぜー!

THE SKA FLAMES / DAMN GOOD
THE SKA FLAMES / DAMN GOOD
日本からはSKA FLAMES!!!世界が認めるSKAですよ!!やっぱり野外でSKAは最高なんです!太陽がじりじりと肌を焦がす中騒ぐもよし、大雨の中RUDEに踊るもよし、はたまた夜のステージで『星に願おう』なんてやられたら即死ですねー。今年はCOOL WISE MENもスカパラも、さらにはLAからTHE AGGROLITESっていう超RUDEな輩もやってきます!せっかく苗場まで行くんだから、日常の事とか全部忘れて思いっきりHAPPYな気持ちで踊りたいでしょ!?だからSKA!

Seun Kuti & Egypt 80 / Many Things
Seun Kuti & Egypt 80 / Many Things
アフリカといったら!アフロビートといったらFela Kutiな訳ですが、そんなFelaの末っ子がSeun Kutiなわけです!全く、この血筋ははずしません!!Felaさながらのファンクやジャズにアフリカの感性をミックスしたアフロビートはそのままに、HIP HOPの要素まで打ち込んだ超絶ミクスチャー!セクシー過ぎるパフォーマンスに苗場の女子も濡れ濡れでしょう!!!

BAD BRAINS / Bad Brains
BAD BRAINS / Bad Brains
USハードコア史の伝説!ジャズ・フュージョンに傾倒したバンドをやっていた4人の黒人ラスタファリアン!演奏技術めちゃめちゃ高い上に、レゲエやファンクの要素まで含んだ、ハードコアっていうワードだけでは収まりきらない音楽的な広がり!そんなバンドを苗場で、LIVEで見れるって!!!最高の環境でしょ!?こういう匂いのあるバンド、絶対見逃せないっす!

TOKYO SKA PARADISE ORCHESTRA / PARADISE BLUE
TOKYO SKA PARADISE ORCHESTRA / PARADISE BLUE
日本のスカっていったら、もう!!!スカパラでしょ!こういう最高に踊れて、最高に楽しいバンドはフェスには不可欠ですよね。とにかくアッパーに、楽しくさせてくれる事、間違いなし!焼付くような日差しの下でも、大雨とか降っちゃってもスカパラがいれば大丈夫!全天候型LIVEミュージックなんで!四の五の言ってないで踊ればいいんすよ。フェスってそういうもんでしょ?




担当
HMV ONLINE
松井 剛
<好きなジャンルは?>
ジャンル問わずです。気持ち良けりゃなんでもいいです。特に アメリカのルーツミュージックとレゲエは好きですねぇ。 インドやヨーロッパ、アフリカの独特なリズムも好きです。
今まで触れた事のないリズムに出会うと、打たれちゃいますねー。
歌詞サービス「HMV-UtaTen」がオープン!
THE KILLERS / DAY & AGE
THE KILLERS / DAY & AGE
伝説とも言える2005年のグラストンベリーでのライブ映像を見たときの衝撃から4年、遂にキラーズが苗場に帰ってきます!大成長を遂げた3rdアルバム「DAY & AGE」で今や世界を代表するバンドとなった彼らが鳴らすのはロックの未来か?或いはこの世の刹那か?ミスター・ブライトサイドが世界へ投げかけた“Are we Human or Dancer?”という問いが苗場でどのように響くのか、しっかりと耳と体と頭で感じ取りましょう!

ROYKSOPP / JUNIOR
ROYKSOPP / JUNIOR
毎年必ず一度はあるフジロックの”裏”名物、レッドマーキーの入場制限。そう。見れなかったんですよ、2005年!無念さが深く胸に刻まれた、あの時のリベンジに燃えているのは僕だけではないでしょう。10周年というアニバーサリーイヤーに新譜「Junior」を引っさげてロイクソップが再び苗場に!今度は屋根のないところで。出来れば満天の星空の下で。北欧のロマンチシズムが電信音に乗って苗場の空で発光したとき、夢幻の夜が僕らを包み込むことでしょう。

ANIMAL COLLECTIVE / MERRIWEATHER POST PAVILION
ANIMAL COLLECTIVE / MERRIWEATHER POST PAVILION
USインディーを代表するカリスマ奇天烈音楽集団、アニマル・コレクティヴが苗場初上陸!これほどまでにフジロックが似合うバンドもそうはいません。だって、草食男子もその内に秘めたる動物的ポテンシャルをきっと隠さずにはいられない、原始的でトロピカルな躍動はフジロックのヴァイブそのもの。さあ、叫んでみようルールルルル♪…え?熊が山から下りてきたらどうしようって?一緒に踊ればいいでしょ!(※苗場は虫はいますが安全な所ですのでご安心を。)

SONNY J / DISASTRO
SONNY J / DISASTRO
GO!TEAMやFATBOY SLIMも顔負けのサンプリング・マジックに操られるように男女の集団が一斉に踊り狂う「CAN’ T STOP MOVING」のプロモを始めて見たとき、一瞬にして心を掴まれました。その男の名はSONNY J。世界一「サニー」という言葉が似合う男が奏でる、ジャケの通りのカラフルでハッピーなサウンドは、苗場の夜にドデカい仮想ミラーボールを落としてくれるはず。

PEACHES / I FEEL CREAM
PEACHES / I FEEL CREAM
ジュリエット・ルイス、リリー・アレン、コートニー・ラブ、etc…そんな、フジロックを(いろんな意味で)彩ってくれたクイーンの系譜に、また一人。ゴリっゴリのエレクトロビートと、ギリっギリな衣装、キワっキワな表現という下世話のど真ん中でロックする、PEACHESことメリル・ニスカー嬢を見ずに今年のフジロックは語れない!男子は全員出席!女子は一応覚悟して来い!

EASY STAR ALL STARS / EASY STAR'S LONELY HEARTS DUB BAND
EASY STAR ALL STARS / EASY STAR'S LONELY HEARTS DUB BAND
彼らの手にかかればRADIOHEADからBEATLES、PINK FLOYDまでもがいとも簡単にレゲエになってしまう!そんな黒魔術カヴァー集団(?)EASY STAR ALL STARSがフジロックに登場!ヘヴンやオレンジといった「フジロックの奥地」で思わぬ素敵なアーティストに会えるのもフジロックの醍醐味の一つ。普段ワールドミュージックに疎い、というあなたも是非チェックしてみてくださいね!




担当
HMV 横浜VIVRE
岡部 竜士
<好きなジャンルは?>
洋楽ROCK/POPSバイヤー担当。国籍、年代問わず、「ポップであれば何でも来い」の姿勢で日々ひたすらに良い音楽を漁り続ける重度のポップ中毒者。去年のベストアクトはJason Mrazでした。